第31話…どさくさまぎれ①
1988年7月某日
この日は俺の21才の誕生日である。勿論彼女達4人も知っている。彼女達が祝ってあげるとうるさいのでこの日は唯一のお休みの日なのだが
彼女達に付き合う事にしたのだ。
……(┐(´д`)┌ヤレヤレである。)……
待ち合わせ場所は観光牧場の駐車場だ。
「清ちゃんお待たせ!!」
「君達か!!ヤッホ〜」
全員が揃った所で俺は聞いたんだ。
「ところで今日は何をするの!?」
「清ちゃん改造計画」
「!!!???なんだって!」
話を良く聞くといつも牧場に来ている服が少ないと言う事でペアルックも含めた服をプレゼントしてくれるらしい。
高校生が見てくれるのは有り難いが似合うのか!?心配ではあるが……
「じゃ〜まずはどこに向かおうか!?」
「高松の商店街でしょう!」
そう言われて俺は高松の商店街に向けて車を走らせた。約1時間かかる車の中は女子4人居ればそれはとても賑やかである。みんなは今日のプランの話でもちきりだった。俺は音楽を聴くためラジオを付ける。そのカーラジオから流れる曲はどれも恋愛の曲ばかりだった。そうこうしているうちに目的地の商店街に着いた。
商店街は平日とは思えないほど人の流れがある。俺達が最初に入ったお店はレディース物をよくおいてあるお店だった。女性向きのお店なので彼女達の物を買うのかと思ったら!なんと俺の服を探していた。
「清ちゃん低身長だから絶対女性向きの似合うと思うんだ!」
と加奈子は言う。
俺は心の中で何とか無難な服が選ばれます様にと祈ったのであった。
……どさくさまぎれ②続く
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