第30話…告白!?
これは告白!?された時の物語でありまする。
1988年6月某日レストラン厨房にて
ゴールデンウィークが終わり益々5人の仲は深まって行った。
「なぁ~!清ちゃん今日は暇やなぁ!」
「まぁ!あいにくの雨模様だからねぇ!」
「じゃ〜アイス作りに行こうよ!」
と加奈子が言うので主任と相談し、俺と加奈子はアイスクリーム作りをする事に決まった。
アイスクリームの工場はレストランの下の階にあるので直ぐに移動出来る。俺と加奈子は直ぐに白衣に着替えアイスクリーム工場に向かった。工場に着いたら最初にするのは手のひらの消毒だ爪が伸びて無いかとかも見ないと行けないが平日に入って居るので爪は常に綺麗にしているから問題無いけどね。
こうしてアイスクリーム作りが始まった。
アイスクリームは一晩寝かせたベースをフリージングする機械に入れて空気を入れながら(マイナス10℃)8分間冷やす。冷やした物を今度は空気を抜きながらアイスを10Lのケースに詰めて冷凍庫(マイナス25℃)で冷やし固めればアイスクリームの完成だ。この作業をベースが無くなるまでやる。ベースが無くなれば今度は次の日にフリージングするベースを作る。ベースを作るには牛乳とグラニュー糖と卵黄に安定剤などを混ぜて80℃まで上げて殺菌して一晩寝かせば次の日のアイスクリームの仕込みは完成する。
この作業をしている時にある事が起こったんだ
「なぁ~清ちゃん」
「どーしたの!?」
「この前頭、撫で撫でしてくれたやんか!?」
「うん!したけど!嫌だった!?」
「違う!今でもドキドキしてるんだ!」
「だから!?」
「もう!ええわ〜!鈍感やわ~!」
この時の俺は気付かなかったのである。
加奈子の想いに
………告白!? 完
PS
清ちゃんは鈍感な男です。
次回のお話もお楽しみに
ではでは
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