第3話

「じゃあまずどこができないのか教科別に出していこう」

「えーと...理系科目全部かな...」

「理系科目全部かい...」


数時間後

「ん~!終わったぁ~!」

「なんか思ったより頭いいのな。サクッと理解してたな」

「いや、隼人くんの教え方が上手いからだよー」

彩乃は出来ないと言う割には理解が早く、1、2時間するうちに応用問題まで解けるようになっていた。

「とりあえずこれで解決したか?」

「あとはどうにか出来る科目だからだいじょーぶ!」

彩乃は元気にそう言った。そして、その後彩乃が

「勉強教えてもらったし、何かお礼しなきゃなぁー」

「いや、いいよお礼なんて。そんな大したことしてないし」

「いやいや、お礼はしなきゃね」

そういうと綾乃は台所へ向かった。

「時間も時間だし、お昼ご飯を作って差し上げましょう!」

そういうと冷蔵庫の中を見て食材を取り出し、調理を始めた。

「...これ今何言っても、もう遅いか...」

数十分後

「おまたせー!炒飯だよー!」

「...ふつーに美味そうだな...」


「さて、お腹も膨れたことですし、ゲームしよ?」

「そう言うと思ったよ...」

そう言い終わると綾乃はコントローラーとゲーム機を手渡してきた。

そして彼女がチョイスしたゲームはインクを塗りたくる某有名ゲームだ

「さぁ!やろう!」

「俺これあんまりやりこんでないんだよなぁ...」

そう零しつつ、起動する。


―数時間後(夕方)―

「ふぅ、遊んだ遊んだぁ」

「久々にやると楽しいなこれ」

「そろそろ帰りますかぁ。じゃ、また後でね」

数時間の激闘の末、勉強会(半分ゲーム)はお開きとなった。

まぁ、このあとランク二人で潜るんですけどね。

綾乃が帰った後、俺は零した

「今更だけど、俺と同じ大学ねぇ...さすがに学部は同じにならないと思いたい」

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