すでに消えて灰になったはずの愛されたいという想い。それに火をつけたのは

主人公の淑華は後宮に納められて20年。
夫である皇帝は武勇に優れ統治能力も高いですが、女性に対しては微塵も愛情がありません。
せめて愛情があるふりをすればいいのですが、そんな細やかさもない男。
後宮内で敵を作らず、冷え切った灰のような心を抱えながら緩慢に生きていた淑華の前に現れたのは父である皇帝に母の一族を誅された皇子威龍でした。

最初は他の人と同じように淡々と接する淑華でしたが、灰の中の熾火はまだ完全には消えておらず……。

端的に言えば不倫です。
でも、まあ、そういう選択をしちゃうのも分からなくはないよねという心情が描かれます。
人間生きていれば合理的な判断ばかりじゃないですもの。

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