弐拾伍
「彼は校内の図書室で本書を見つける」
僕が校内の図書室で見つけた『人生 上巻』はこの一文で終わっていた。
本には僕の半生が事細かく記されていた。
続きが気になり探してみると、少し離れた本棚に、隣の本に凭れかかる下巻を発見した。
下巻は、上巻の五分の一にも満たない厚さだった。
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