魂の二重奏よ、時を斬れ

近未来都市で、異能者の少女は、とある状況で彼と出会います
都市のネオンと雨、バスのきしみ。言葉の魔術師の作者らしい素晴らしい
描写です。
闘いも秀逸です。敵の腕を時空ごと断つシーンは、素晴らしいです。
けれど、このお話のポイントはむしろ内面の描写です
影の声が彼の母の記憶を抉り、それを少女の一言と温もりで
ぎりぎりしのぐシーンはさすがです。
緊張と緩和のリズム、確かな設定、ち密な描写
ぐいぐい引き込まれる物語です。みなさんもぜひ

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