新撰組の時代といえば政治的な混乱や武力衝突が頭に浮かびますが、このお話は、かすていらなどの細やかな描写や毛内さんのメガネに関する対話から、あたたかな幕末の雰囲気が楽しめます。目が悪くなっても、メガネが高価で、気軽に買うこともできない時代というのは、現在人からすると大変そうですが、だからこその人との繋がりと、そこから感じる心の温かさにほっこりできる作品です。皆様におすすめいたします!
眼鏡を小道具に、それに絡んだ人々の人情が浮き彫りにされて、ほっこりするところです。新選組の人々はあちらこちらに足跡を残しています。会津に縁者がおり、土方副長が宿にしていた東山温泉新瀧旅館に泊まることがあります。藩侯の別荘だったのが、旅館になって今に続いているそうです。
もっと見る