第31話 思ったより依頼が多くて絶望中

仕事仕事仕事仕事仕事仕事仕事…


わかってた。大量に仕事が来るって。多すぎて時間が無くて働いていた日々のトラウマが頭に…


「どうしたんですか?そんなに上ばっか見て。」


「思ったより依頼が多くて絶望中。まぁ全部受けるけど。」


うーん、時間被り結構多いな。


「なぁ、依頼の時間が被っているのがあるんだけど俺とサキアイリで分けて依頼をするでもいいか?」


「ガゼ兄抜きで仕事する時があるってこと?大変な仕事だったら厳しいと思うけど。」


「難しい方は俺が受けるから。2人には簡単でわかりやすい依頼を回すよ。」


仕事を整理しながらフランと話したことを2人に伝えた。


「そう言えば2人に伝えたいことがあるんだけど。」


「何々?内容キツめの仕事があったの?」


「そういうのじゃ無くてねぇ、祭り中に『ノーブルギャザリン』っていうパーティが王の城でやるんだけどそれに招待されたんだよね。」


「おぉ!ガゼ兄凄い!」


「王様のお城でやるパーティに招待されたんですか⁉︎凄いですね!じゃあお店のことは私たちに任せて楽しんできてください!」


「いやそれが違くて、その招待された人の職場の人も呼べるそうで2人にも招待きてるんだよね。」


「え?」 「え?」


2人が静かになり固まる。こうなるのはしょうがない。招待される人間は限られているのだから。


「「うぇええええええ⁉︎」」


「声でっか。」


「いや声も出したくなりますよ!そんな凄いパーティーに参加できるって!」


「私パーティー行ったこともやったこともないから楽しみ!」


「そんなに楽しみならよかった。でも当日まで仕事は山のようにあるからな。頑張って働くんだぞ。」


「「はーい!」」


一応2人のやる気が上がった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る