まず、小説で扱う内容がすごいです。平安時代を舞台にするとなれば、相当な知識が必要なのに…常に分かりやすく書いてくださるお陰で読みやすい。サクサク読める文体も、また魅力です。好きな一作でした!
読む前は平安時代の言葉がいっぱい出てくるので読みにくいかな?と思っていたのですが、主役の女性が色々解説してくれるのですごくわかり易かったです。平安時代の貴族の人も色々あって大変そうだなと思いました。
主人公のこちらへ語りかけるような軽やかな口調が、理解を深めてくれました。
これといって専門的な用語があるわけでもないのに、物語の舞台が平安時代であるということはひしひしと伝わってきます! こういう場所だろうなぁと情景まで想起できました!それはきっと作中の登場人物の会話が物語世界を色づけているからでしょう。どこかコミカルチックな主人公の語りが徐々に癖になってきます!
山の木々が騒ぐように、わたしたちの肌も震え上がってしまいそう……!主人公の語り口で進んで行く物語に、平安を思わせる難しい言葉の数々……読み解くのは少し難しいかもしれません。けれど、それも主人公が解説してくれるので、大抵の事は気にせずに読み進めることができます。貴族らしい自分本位な話のくだりや、話の飛躍の仕方も面白いものです。平安だからこそ織り成されるミステリーを、ぜひご覧になってください!
平安の雰囲気がある、素敵な作品だと思いました。今後の展開が楽しみです。
物語の映像が見えてきます。筆力の高さが我々読者を惹きつけてなりません。どんどん進むこの話を最後まで読みたい。そんな作品です