残されたわずかな時間の中で下す決断

本作は、エネルギー供給量が許容量を超え、自分を含めた研究員1000人の乗る船が爆発してしまうのを見過ごすか、暴走を止めるためにエネルギーを放出して助かるかの二択に迫られた状況です。
……が、運悪く、そのエネルギー放出先が80億人の暮らす地球。
エネルギーを放出したが最後、その地球は滅びてしまうという最悪な二択に陥ります。

自分と大切な仲間か、地球か。
残された数秒と言う中での葛藤と決断を描いた、考えさせられる短編作品です。
ですが、その地球に家族や大事な人がいたら……決断は、もう決まっているかもしれませんね。おもしろかったです。

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