歌2025/05/02
歌2025/05/02
ページを捲る手が止まった深夜2時
震えながら大粒の涙を流す独りの夜
静かに、ただ、声を呑んで
独りなのになって嘲りながら
続きを読む
の繰り返し
どんな痛みも苦しみもなにもかも比較にならん程の恐怖
続きを読むことさえできない時
誰かの肩を借りたくなる夜もあった
それの繰り返し
それの繰り返しで僕ら生きてる
息を吸う吐く
息を吸う吐く
息を吸う吐く
息を吸って…
どんな痛みも苦しみもなにもかも比較にならん程の恐怖
それでもページを捲る手だけは止めちゃいけなくて
息を吸う吐く
息を吸う吐く
息を吸う吐く
息を吸って…
満身創痍傷だらけ
引き摺る足もすり減っていて
剥き出しの心はもうきっと
元の形に戻れないけど
今だけ今だけでも抱きしめ合ってさ
それで遠い未来まで語られるような
木になって
溶け合おう
沙羅双樹のように
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます