あつかちの短編集

いつからだろうか。物語を書き始めたのは。

最初は、僕の好きな小説の二次創作だった。小学校の「自主学習ノート」という宿題に書いてた。果たして宿題なのに自主学習を名乗ってよかったのだろうか。

そんなことはどうでもよく、二次創作を二作ぐらい書いた。もうノートは残ってないが、覚えてる範囲でも最悪な話だった。なんだよドラマの撮影でしたエンドって舐めてんのか？

そして、中学生になってとあるプログラミングサイトに出会った。そこでは世界図鵜の誰かが作ったプログラミング作品が見れるのだが、ちょうど俺と同じ年ぐらいの人たちを中心にそれを使ってアニメを作る人が多かった。それに憧れて僕もノートに三作品ほど書いた。最初に書いたのはクラス丸ごと異世界転移する話。その次は学校内での青春喧嘩話。最後にとある少年が組織に入って世界の裏で悪事をさばく話。どれも完結どころか第一章ぐらいで終わったが。そして、一つだけプログラミングアニメを作ったな。クラス全員が特殊な力を手に入れる話。あまりにも人気がなかったのと、単純にめんどくさくて二話でやめたけど。

そして、高校に入って小説投稿を始めた。始めた理由はいろいろあった。元カノに振られてなくした存在意義を求めたとか、演劇部でできない内容の話を消化したかったとか。でも、一番大きいのは誰かを笑顔にしたかっただろうな。小説書く前は「YouTuberになりたい！」とか言ってたし。

初めて書いたのは能力持ちが差別されてる世界での話だったな。この時主人公に持たせた「血液暴走」って能力、結構気に入ってて他作品の登場人物にも持たせたな。その次が人間と化け物の話。これはとある特撮ヒーローに影響受けて書いたんだっけな？結局最後まで見てないけど。

そして次が世界救った奴が異世界転生してそっちでも世界救う話。異世界来た瞬間強くなるのに理由つけたくて「じゃあ元から強いでいいじゃん！」って感じで書き始めたはず。結構ＰＶ数あったけど行き詰ってやめたな。あと題名が日本語としておかしかった。

そして次がクラス丸ごと異世界転移系だっけな？これは人数多いのに設定考えなかったからすぐにやめた。

そっから書いては打ち切り、そしてリメイクとか書いたけど一回恋愛物書いたな。これは最初の伸び結構よかったけど単純に僕の恋愛経験がなさ過ぎてすぐに終わった。

そして今は元クラスメート全員がゲームの世界に連れ去られてしまう話を書いてる。今まで完結した作品はないのだが、これは完結させるって張り切ってたな。

でも、それももう終わりでいいかな？正直書くことがもう楽しいとは感じない。むしろつらい。

でも、書かないでいても結局脳のどこかでは小説、もっと細かく言うと今書いてる話の登場人物たちがいて、何か別のことしてても「これ使えるな～」とか思ったり、小説に変わる何かを探そうとしてもそれはTRPGのシナリオ作り。そんなに変わってない。

さて、僕はこのまま書き続けるべきなのだろうか。それともやめるべきなのだろうか。まだ僕は子供料金で得させていただいてるレベルには若いから取り返しがつく。正直、こんなこと言って過去に何回も書き続けてるのでどうせしばらくしたら書き始めるんだろなとは思ってるが。ていうか今この文章書いてるし。

けど、それは趣味としてこんなつまらなく黒歴史確定の自作ポエムを書き続ける話。物語を書いてそれで食っていくとか、冷静に考えたら言ってること「プロゲーマーになりたい！」とか言って小卒になろうとする奴と一緒だ。俺は高校に通ってる時点で中退しても中卒までは確定してるし、何なら高卒はほぼ確定。大卒も多分できるだろうとは思っている。俺は今高2、今年で高3。親のすねをかじれるのはあと五年ほどだろか。それまでに何とかなるのだろうか。

やめるかやめないか。もう考えるのも嫌だ。もう、ここまで来たらコイントスとか1d100で決めるのもありなのかもな…