ワタシのホラーな日
來宮 理恵
ワタシの目
記憶を辿りながら書くので、時系列がバラバラになるかもしれません。
読みづらいかもしれませんが、お許しください。
これはまだ、ワタシの両親や兄妹がいた頃のお話になります。
ワタシは小さい頃からかなり活発で、男の子とよく間違えられていました。(中学生の頃くらいまで)
顔や手、足など何回か骨折したり、何十針も縫う程の怪我を経験しています。
そんな活発なワタシの四歳くらいの頃の話になります。
ワタシは、いつも祖母と寝ていました。部屋は八畳ほどの和室で、その部屋には祖父の仏壇もありました。
祖母は毎晩、小説を読んで眠くなるとそろそろ寝ようかと隣で絵本を読んでいるワタシに声を掛け、部屋の電気を消し寝ます。
たまにスッと眠れない時もあります。
そんな時に見るんです。アレを。
真っ暗な暗闇に、フワフワとダンスしているような真っ黒の妖精を。
箪笥の狭い隙間に入ってみたり、ワタシの指の間をクルクルと回ったり。
姿は見えません。
でも、キラキラというかモゾモゾみたいな感じで動いているのは分かるんです。
一度、不思議で電気をつけてみたのですが、見えません。
夢ではないかと言われたらそれまでなのですが、祖母が寝ている横で暫くその妖精と遊んで寝る。
小学一年生の頃まで見えていましたが、それ以降は見たくても見えなくなりました。
今でもふと、思い出します。アレはなんだったんだろうって−
ワタシは就学前検診で、目が悪いことを指摘されました。これから先、この目はどんどん悪くなっていくことになります。学生の頃はメガネをかけると頭が痛くなるため、普段は裸眼で過ごし、授業や勉強をするときだけメガネをかけていました。
メガネをかけて、初めて夜空を見上げたとき、生まれて初めて胸を締め付けるほどの星の輝きを見て感動したことを今でも覚えています。
ワタシの暮らすこの田舎は『星の街』と言われるほど星が綺麗に見えるのです。
メガネをかけていると、不思議なものを見ません。
メガネを外すと遠くがぼやけて見えます。
だけど…
変なモノって、はっきりくっきり見えるんですよね。ボヤけた景色にはっきり映る黒いモノ。
また、思い出したら書きます。
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