2024/11/19 MLB殿堂ノミネート
2025年のMLB殿堂。
イチローが初めて資格者となったということで、色々記事になっております。
ただ、イチローばかりになっているので、他にどういう面々がいるかも確認してみましょう。まずはざっくりとした紹介です。()内の数字は通算のWARです。その選手がいたことでどれだけ勝ちが増えたか、みたいな感じの指標ですね。
★CCサバシア(62.3)
実は今回のノミネートでトータルWARが一番高いのはサバシアでした。
現ガーディアンズ、ブリュワーズ、ヤンキースで投げていた左腕投手ですね。
ヤンキース時代はドドーンと突き出たお腹が印象的で故障すると「痩せろ」と言われておりましたが、本当に痩せたら球威が落ちて打たれたという話がありましたね。
★イチロー(60.0)
敢えて説明は不要でしょう。MLBだけで3000本安打を達成したのはダテではありません。ヒットメーカーぶりと外野守備に関しては2000年代以降トップクラスの存在です。
★イアン・キンズラー(54.1)
レンジャーズで二度の30-30を達成した選手ですが、日本では大谷が最初にホームランを打ってサイレントトリートメントに遭った時に「相手してくれよ」としがみついた選手としての方が有名かも?
★ダスティン・ペドロイア(51.9)
レッドソックスで長らく活躍してきた選手ですね。オルティーズあたりの印象が強いので、ちょっとどんな選手だったか忘れてしまっております(^^;)
★フェリックス・ヘルナンデス(49.7)
若い頃はキング・フェリックスと呼ばれたマリナーズのエースピッチャーですね。若い頃はもの凄かったのですが、30歳以降の落ちが急すぎて、トータルでは結構微妙な成績となっております。
★カーティス・グランダーソン(47.2)
通算344HRのスラッガーです。うん、ホームランバッターという記憶はありますが、あまりどこで活躍したという印象はないですね。グラウンド外の慈善活動にものすごく積極的なようで、そういうところがものを言う可能性も?
★トロイ・トゥロイツキ(44.5)
万全ならゴールデングラブ&シルバースラッガーの両獲りが当然クラスのとんでもないショートだったのですが、いかんせんケガが多すぎました。
★ベン・ゾブリスト(44.5)
記録という点では特筆すべきものはないですが、史上最強のユーティリティプレイヤーの1人ですね。とにかくどこでも守れたのは凄い。最近ではユーティリティプレイヤーも一つのポジションとなっているので、その先駆者としての評価が反映される可能性もあるかもしれません。
★ラッセル・マーティン(38.9)
この人は全く印象にありませんでしたが、100HR100盗塁を達成した3人目のキャッチャーだそうです。
★ヘンリー・ラミレス(38.0)
日本で言うトリプルスリー経験もある総合力のあるショートですが、ピークはちょっと短かった感があります。
★アダム・ジョーンズ(32.6)
総合力の高いセンターではありましたが、数字としてはこんな感じになりますかね。晩年はバファローズでもプレーして、日本一にも貢献しておりました。
★ブライアン・マキャン(32.0)
打撃型のキャッチャーとしてまずまず活躍しておりました。
★カルロス・ゴンザレス(24.4)
そういう選手がいたことは覚えていますが、印象は薄いですかね。
★フェルナンド・ロドニー(7.4)
WARは低めですがリリーフゆえ。9チームでセーブをあげ、327セーブは19位タイということです。
でもって、前年から引き続き候補者となっている選手がこちら。()は去年の投票率。通算WARも掲載
★ビリー・ワグナー(73.8) WAR27.7
★アンドルー・ジョーンズ(61.6) WAR62.7
★カルロス・ベルトラン(57.1) WAR70.1
★アレックス・ロドリゲス(34.8) WAR117.6
★マニー・ラミレス(32.5) WAR69.3
★チェイス・アトリー(28.8) WAR64.5
★オマー・ビスケル(17.7) WAR45.6
★ボビー・アブレイユ(14.8) WAR60.8
★ジミー・ロリンズ(14.8) WAR47.6
★アンディ・ペティット(13.5) WAR60.2
★マーク・バーリー(8.3) WAR59.1
★フランシスコ・ロドリゲス(7.8) WAR24.2
★トリー・ハンター(7.3) WAR50.7
★デビッド・ライト(6.2) WAR49.2
ビリー・ワグナーは今年が最後で現在73.8パーセントまで行っているのでここまで来れば入れてあげようとなるでしょう。
ロドリゲスはキャリア後半のドーピング疑惑の影響があるので、この先も殿堂入りはなさそうです。
「イチローは満票で入るのではないか」というような話もありますが、正直満票はなさそうな印象。ひょっとしたら90%に届かないかもしれません。
オールスター10度、ゴールデングラブ10度はとてつもない記録ですが、指標で考える場合は残留メンバーの既存の選手でより上の人がいますしね。
マリアーノ・リベラは長らくMLB最強守護神でしたが、イチローが常時MLB最強の外野手だったかというとそこまでの評価はしづらい……(トップクラスだったとは思いますが)。
彼がヤンキースという顔となるチームでやっていたわけで、「あの記録はシアトルでプレーしていたから」という渋い評価をする人もそれなりにいそうです。
もちろん、入ってきた年齢に比してのこの数字というのはインパクト大で、そのあたりの考慮も含めて高い評価もあるとは思いますから、ほとんどの人は入れるでしょう。漏れることはさすがにないと思います。
おそらくはケン・グリフィー・ジュニアよりやや少なめ。
90パーセントちょっとくらいではないでしょうか。
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