いよいよ２０２４－２５のＮＦＬが開幕しました。

　開幕戦のカードは昨季のＡＦＣ決勝カードであるチーフスとレイヴンズ。

　チーフスは達成すればＮＦＬ初となる３連覇を目指すシーズン。

　昨季はそれまでのエースＷＲだったヒルが抜けて戦力刷新していたのでシーズン中はてこずってプレーオフを戦いながらチームを完成させた感がありました。

　今季はそのメンバーがほとんど残っていて、戦力的には十分。

　スタンドにはテイラー・スウィフトもいるし、と非常に華々しさはこの上ありません。

　これでベアーズやジャガーズが強ければ嫉妬心も出てきますが、どちらも今季も優勝目指せるシーズンでは無さそうなので「まあ、勝手にやってちょうだい」と多少落ち着いて見られるのが幸いです。

　一方のレイヴンズもレギュラーシーズンの成績は一番良かったし、ＭＶＰ・ＱＢのラマー・ジャクソンはそろそろスーパーボウルに行きたい。

　オフには2000ydランナーのデリック・ヘンリーも獲得してやる気充分です。

　そんな両チームの試合だけあってやはりハイレベル。

　タックルが簡単にはねのけられて進まれたとか、落球してしまったよというようなことはありません。

　そんな中で目立ったのがチーフスの新人ＷＲウォージー。

　こいつ、１巡２８番目のくせにやりおる！？

　試合はチーフスが７点リードした状態で最終局面へ。

　しかし、ラストプレーでレイヴンズ・ラマー・ジャクソンからアイザイア・ライクリーへ見事なパスが決まって土壇場でひっくり返せるかも（ＴＤで６点。その後のコンバージョンで２点プレーを選択したので決まれば８点となり逆転勝利）？

　……と思いきや、ライクリーの片足のつま先が数ミリ出ていたのでパス失敗、チーフスの勝利となりました。

　むむう。

　こういうビッグゲームの勝敗をかけたシーンでラインギリギリのキャッチをする場合、

・足が重力を無視した動きをして中に残る。

・上半身と下半身が突然分離した動きをして中に残る。

・つま先が２１０度くらいの角度で曲がって中に残る。

　みたいな化け物的なプレーが多々出て来るイメージですが、ライクリーは（相手ＤＦと交錯していたとはいえ）いたって普通に落下し、べったりと足をついてつま先を外に出してしまいました。

　これぞ普通の人間のプレーという印象で、試合後に。

「人間！？　この頂点を競う試合に人間が出ている！？」

「誰だ！？　普通の人間を試合に出した奴は」

　なんてレイヴンズが騒いでいないか心配になりました(コラ)

　しかしまあ、この両チームはやはり強いですな。

　両ＱＢに不測の事態が起きない限りは優勝候補として残ってきそうです。

　これと比べると、二試合目のイーグルスとパッカーズの試合は普通の試合という感じではありましたね。

　パッカーズはキッカーに困っているという記事がありましたが、この試合でも一個外してしまって、試合も敗戦。

　非常に良いことです(コラ)