プレシーズンマッチが進んでいるＮＦＬですが、贔屓チーム以外に気になるのは「かつて贔屓チームでＱＢを務めていた」選手達。

　いわばファンにとっては昔の男みたいなものですが、果たしてどんなものかというと。

　ビルズとスティーラーズの試合には、ベアーズの前主戦ＱＢだったジャスティン・フィールズと前々主戦ＱＢだったミッチェル・トゥルビスキーが揃って出ておりました。

　フィールズは去年まで頑張っていただけに、せめて新チームでも試合には出てほしいとは思いますが（多分ベテランＱＢのラッセル・ウィルソンがスタメン）、相変わらずパスターゲットを探しているうちにＤＦにやられてしまうシーンが多く、前途多難そうな感じでした。

　一方のトゥルビスキーも普通に投げたはずなのに、何故かボールの向かう先に相手選手しかおらずインターセプトというシーンがあり、２人揃って以前、ベアーズでダメだったシーンをそのまま再現してくれることに。

　懐かしい反面、「別にデジャブ見せてくれんでも」とも思いました(苦笑)

　一方、ジャガーズで前主戦ＱＢだったガードナー・ミンシューは放逐された後あちこちのチームをさすらっておりまして、昨季コルツでまあまあのプレーをした後、今季はレイダーズに移籍。

　ミンシュー個人にはあまり悪いイメージはありません。ジャガーズの最後の年は散々でしたが、本人がダメというよりは「周りがこれではどうしようもないよ」って感じでしたし、むしろ本人は厳しい中孤軍奮闘していた雰囲気。

　ただ、華々しいスター性があるわけではなく、プレーも地味なので「ミンシューではねぇ、勝たせてくれないねぇ」となりがちなのも事実で、そこそこの成績を残しても主戦ＱＢとして取ってくれるチームは中々ありません。

　今回もあくまで次を取るための繋ぎＱＢとして獲得された感じはありますが、ひとまず開幕週でのスタメンは約束されたようです。

　レイダース自体はあんまり好きなチームではないのですが、ミンシュー個人には頑張ってもらいたいものです。

　現在の男はというと、

　ベアーズ栄光のドラ１であるケイレブ・ウィリアムズは２試合出ていますが、良いプレーもある反面、ボール持ちすぎなきらいもあり、このままだと序盤は苦戦しそうな印象。

　現時点では２番手のタイソン・バージェントの方が信頼できそうな感じがありますが、彼の場合は弱肩ゆえに長いパスの精度がどうかという問題がついています。昨季よりは距離が出そうなようには見えますが……