クラスメイト達と共に異世界に召喚された主人公だったが、勇者認定されるクラスメイト達と異なり、女神の加護が無かったため、召喚した王国の王族やクラスメイト達によって、邪魔者として処刑されてしまう。
しかし、持って生まれた霊能力と彼を守護していた三匹の妖怪たちによって甦った主人公は、その強大な力と妖怪たちの協力を得て、彼を拒絶した異世界の悪党とクラスメイト達への復讐の旅に出る。
まずは、主人公によって復讐されるクラスメイトや女神、異世界の悪党たちの、絵に描いたような転落劇が面白いです。彼らの犯す非道な事件やそれに対する主人公の容赦ない反撃は、ほとんど「これ、ギャグなの?」と笑ってしまうくらいに過剰に描かれているし、何度も繰り返されるその顛末には、何故か引き込まれてしまいます。
それに、エロ写真売買の件から、もしかして、この過剰さは現実社会に対する痛烈なブラック・ジョークなのかなとも思えてきた。
確かに、一話が長いし展開も予定調和なんだけど、微妙に味付けが違うので、先が見たくて読み進めてしまう。そんな不思議な魅力に溢れた作品です。