概要
男看守と女死刑囚。近いようで遠い、二人の物語
拘置所に勤める青年・木原真司は、これまでの10年間を平凡で波風のない日々の中で過ごしてきた。
しかし、彼の静かな人生は、5年前に起きた無差別殺人事件の犯人であり、死刑囚として収監された少女・鹿口梨愛との出会いをきっかけに、大きく揺れ動き始める。
善と悪の狭間で揺れる彼の心に、彼女は何をもたらすのか――。
しかし、彼の静かな人生は、5年前に起きた無差別殺人事件の犯人であり、死刑囚として収監された少女・鹿口梨愛との出会いをきっかけに、大きく揺れ動き始める。
善と悪の狭間で揺れる彼の心に、彼女は何をもたらすのか――。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!文字数以上の色々な要素の詰め込まれた作品
死刑囚・莉愛の明るく軽妙な性格と、刑務官・真司の真面目で規律を重んじる態度の対比が鮮明です。このギャップが、二人のやりとりを印象深くしています。
特に莉愛は、死刑囚でありながらも天真爛漫な言動を見せることで、読者に「彼女は本当に極悪人なのか?」と考えさせるような複雑な魅力を持っています。
刑務官と死刑囚という立場を超えた禁断の恋を楽しむだけの物語だと思っていたらそれは思い違いで、「死刑囚は、本当に更生の余地がないのか?」「人間は罪を償うべきなのか?」といった倫理的な問題が暗に描かれていました。
1万文字程度の短い物語ながら、色々な要素の詰め込まれた作品だと思いました。