第17話

イロマが苦しむほど抱きしめ、

「死なせない、絶対に」と

叫びながらイロマの首筋に噛みついた。

食事や相手を殺す為でなく、特別な眷属化、

細胞を一時的に活性させてその状態を保持させる為の、悪魔のような眷属化だ。

大体だが、人でゆう20歳前後だろうか、成長期が終わって落ち着いたくらい

それ位の見た目まで、イロマの場合は若返るだろう。

逆に成長期を終えてなければ老けるのだが・・・

当然イロマは、若返った。

10秒に満たない時間、逆再生のように

若返ったイロマは・・・そっくりだ、

窓は割れ、近くに居た眷属とイロマ以外の鼓膜が破れるほどの声が響いた。・・・

私の咆哮にも近い泣き声。

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