第16話
途中から馬車に乗り数十分で目的地に着いた。
石作りの2階建てのそこそこ大きい建物だ、私たちは2階の応接室のようなところに3名とともに入った。
中に居たのは老女一人だけ
ただ純粋な人族には見えなかった。
目が合うと老女は頭を下げ名乗った、
「イロマ・エンドロウ・リーズと申します。」
この老婆、自身の兵が殺されていることが分かってるのだろうか?
答えはすぐに出た、一人の鎧を着た者がイロマに耳打ちをした、内容は丸聞こえだ。
「この者達に助産師や衛兵が殺されました、殺害方法は不明です」簡潔で良い報告だと少し感心していると、イロマが話はじめた。私は町長ではありますがこの町における司法の長ではございません。そんなことより、
「お初にお目にかかります、おじい様」
イロマが言った。
私の見た目は、そこまで年を経ているようには見えないはずだ
手を見てみるが、特に皺もないし・・・と、考えていると
イロマが言う、私の祖母は、イヴァン・・
イロマが言い終わる前に私は動いていた。
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