それから

僕は愛や悲しみが僕に必要なことだと学んだ。

僕は夏の空を描いていた。


もういない、いるはずもない彼女のことは遠くの空で大きくなった入道雲が攫っていった。


電車が来るから僕はもう行くことにする。


僕はまた君や彼のことを考えることにするよ。


いつの日か彼女に手向ける何かを書ければいいと思う。

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@jyoukei

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