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  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    こんにちは。
    藍子さんの心の動きが自然に繊細に描かれているのが心地よくて、すうっと物語に入りこみました。
    自分の選択が正しいのかなんども迷い、間違っていたとしてもいいと覚悟を決め、でも罪悪感にふるえながら、高台から飛びおりるように目をつぶって一歩踏み出す――そうやって人は前に進むのかもしれませんね。
    その一歩が正しかったのかどうかは分かりませんが、藍子さんの生き方を変えるために必要な一歩だったのは確かだと思います。彼女と、彼女の愛する人たちの未来に幸あれという祈りが自然とこぼれ出るような結末でした。

    作者からの返信

    久里 琳さま

    最後までご覧くださり、誠にありがとうございます。

    すうっと物語に入りこんだとのお言葉、とても嬉しいです。
    確かに、覚悟を決めて高台から飛び降りる事は人生のうちに幾度かある事かもしれませんね。震えるほどの罪悪感となると、万人が体験するものではないのかもしれませんが…。
    私は人間の弱さと強さの両面に強く惹かれてしまうので、こういった人物を描きたくなってしまいます。藍子と彼女の愛する人たちに温かい言葉をありがとうございました。
    私自身が穏やかで安定した気質の人と比べて、静(弱)と動(強)が両極端にあるタイプでして、若干生き辛さを抱えておりました。それ故に物語の世界で癒されていたのかもしれません。
    久里さまの代表作では自分の動の部分も解放でき、のめり込みながら拝読しています!素敵な作品を読ませて頂き、感謝しております。

    励みになるお言葉をありがとうございました。

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    葵様

    私の近況ノートで書く内容でもなかったので、こちらで。

    天川様の企画にあたり、久しぶりにこちらの作品を再読しました。
    読み手として日が浅かったからか、当時は見落としていたものをいろいろと再発見でき、改めて葵様のこの物語の奥行の深さを味わうことができました。

    >はじめから自分の夢を手に入れるように動ける人ならそれは違う世界の人だ。けれども、周囲の気持ちを考えながらも望みを叶えようともがき苦しむ人にこそ自分は共感できるのだ。

    仰る通り。こちらに以前寄せたレビューコメントで、私は「空」という字に「そら」と「から」の字を掛け言葉にして当てていましたが、空へ飛び立つ、空の心を脱却するという意味では、あながち間違いではなかったのではないかと思います。
    (つまり、「変なコメント残してなくてよかった💦」と、少し安堵したというわけで💦)

    コロシアムに関してですが、当初この作品の推薦も視野にしており、そのために再読していたのですが、サポートをいただいている葵様の作品を推薦するという行為が、(杞憂かもしれませんが)他の方から見てどのように映るかを考え、控えるに至りました。気持ちの上では、間違いなく推薦の対象となる作品です。

    とはいえ、こちらのコメント欄に天川様はじめ、たくさんの参加者の方の名前が並んでいるのを見て、「そりゃそうか!」と、笑ってしまいました。

    舞台裏ということで、たぶん一番人目につきにくいこちらでお伝えします。

    この作品は、名作です。

    作者からの返信

    西奈 りゆさま

    再読して頂いた上に、コメントを改めてお書きくださり…なんと申しますか…感無量です。ありがとうございます。

    引用してくださった部分、拙作を通じて最も伝えたかったものの一つです。お目に留めて頂き、とても嬉しいです。文学は余白(読み手側としては想像・推測・洞察等)の芸術だと認識しており、それを明記してしまう事に躊躇いもありましたが、2人の苦しみの中枢でしたので、書く事を選びました。

    お気づきかもしれませんが、私自身が幼少期から中年期に差し掛かるまで葛藤したテーマの一つです。

    空へ飛び立ち、「空(から)」の心を脱却するという含蓄あるお言葉をレビューに込めて頂いたこと、改めて感謝いたします。藍子とマークが葛藤の末、自分色に心を染めていければと作者として願うばかりです。

    コロシアムにつきましてですが、西奈さんのお気持ちは承知しておりました。私も全く同じ想いでおりましたので、御作を推された方がいらっしゃり、密かに喜んでおりました♡ お気遣い頂き、ありがとうございます。

    名作との過分なお言葉、大変恐縮ですが、心より感謝申し上げます。ありがとうございましたm(_ _)m✨

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    拝読させて頂きました。

    ラストシーンに心打たれます。
    心の機微に触れて、変化していくさまと立ち向かう…とは例えが違うかもしれませんが、その先にある未来は新世界のように素晴らしいものであると実感できました。

    素敵な物語をありがとうございました。

    作者からの返信

    鈴ノ木 鈴ノ子さま

    拙文を一気にお読み頂き、誠にありがとうございます。

    ラストシーンに心打たれた、とのお言葉、ありがたく拝読いたしました。藍子の変化とそれに伴う苦しみと解放を感じ取って頂き、とても嬉しいです。
    藍子はラストでも両親や夫との関係で悩みを抱えていますが、立ち向かう心も手にした今、以前とは違う「新世界」を手に入れられたらと思います。

    藍子と物語に温かいお言葉をありがとうございました。


  • 編集済

    第22話 ツバメへの応援コメント

    小さな鳥なのでそんなイメージが薄いですけど、ツバメは渡り鳥なんですよね。

    最後の風景が、なんとも切なく感慨深いものでもありました。

    やがて日常に戻る、少しの葛藤と大きな心持ちの変化を伴って。

    人生の一瞬の交錯は、このくらいの余韻でちょうど良いのかもしれません。ずっと想い焦がれ、何なら帰国後もずっと連絡取り合っちゃうようだと……何か違う、なのでしょうね。

    夫婦は続けても、関係性は大きく変わる予感がします。
    それが良いか悪いかではないんですよね。誰も自分の代わりには生きてくれないのですから。

    彼との思い出が、藍子のこれからを支え照らしてくれることを願っています。

    素晴らしい物語でした。
    私の作品とは違って、共感の深い作品だったと思います。多くの人が彼女に、そしてマークに心を寄せてくれたのではないでしょうか。
    夫は……まぁ、うんw
    子は鎹と言いますが、果たしてこうなった夫婦に前途があるのかどうか。
    子供が独立したらそれまでのような気がします💦

    これはあくまでも私個人の感想ですけど……主人公への共感はたっぷりあるのですが、やはり結婚というシステムそのものにどうしても欠陥があるように思えてならないんですよね……誰が悪い、とかいう問題ですら無いような気がいたします。

    既に全体の1/3が結婚しないことを選択するご時世……日本の前途は憂いつつ、幸せって何だっけ、と思わずにはいられません。

    変な感想になってしまって申し訳ありません💦
    最後までノンストップで読んでしまうほどの、完成度高い作品でした✨

    作者からの返信

    天川さま

    一気に全話を読んで頂いた上に、たくさんのコメントとレビューまで…心より感謝申し上げます。

    最後の場面に作者が込めた想いを汲み取って頂き、感激いたしました。
    そうですね、人生における一瞬の交錯だからこそ良かったのだと私も思います。

    共感に関しましてですが、やはりと申しますか、男性の中には思うところがおありな方もいらっしゃるようでして…。コメントやレビューにもその片鱗が光っておりますが、それも当然のこと、ありがたいご意見ご感想として受け止めております。

    正直に申しますと、頂いたレビューを拝読して、私、涙が出てしまいました。タイトルにも、内容の一言一句にも、私がこの物語を通して伝えたかったことや、物語に対峙する際の大切な在り方が書かれてありましたので。ありがとうございます✨

    優しさとは白痴と紙一重である
    というのは、私が痛みを伴いつつ書き表したかったテーマの一つであり、それを分かっていらっしゃる天川さまに読んで頂けたのは幸せでした。

    現況の結婚というシステムについての不満が、非婚者の増加の一因であることは否めないと思います。日本の将来の為にできる事はしたいと思いつつ、個人としての幸せの多様性も尊重される世の中であって欲しいですね。

    稚拙な作品に過分なお言葉を下さり、誠にありがとうございました。天川さまのピュアなお言葉の数々に癒されつつ、深く感謝申し上げますm(_ _)m

    編集済
  • 第21話 高尾 への応援コメント

    この二人に安易な身体の関係は似合わない、と思っていたのですが、今となるとその記憶がむしろ藍子を奮い立たせているのかもしれませんね。

    最後の時間、そう思うと胸がぎゅう……っとなります。

    作者からの返信

    天川さま

    今となるとその記憶がむしろ藍子を奮い立たせている

    核心を突くお言葉ですね。心、震えました。ありがとうございます。
    胸がぎゅう……っ、天川さまの表現にキュンとしました。
    この稚拙な物語に心を寄せて頂き、心より感謝いたします。

  • 第20話 魔法瓶 への応援コメント

    ここまで読んできて、急に創作の方のメタい話で恐縮ですけど……

    物語に差し込まれる事象の「重さ」の配分が非常に見事だなぁ、と感じております。

    この、最後の約束の日が反古になる、それ自体はありふれた展開ですけど、問題になるのはその阻害理由。
    内山さんが、前段で実は結構好い人、になっていることが、藍子を迷わせるんですよね。
    単なる同僚程度なら、そこまで気を遣わなかったような気がしますけど……
    自分の母親との対比も適切ですし、
    お見事です、すみません変な感想挟んでしまって💦

    作者からの返信

    天川さま

    創作の観点からお褒めの言葉を頂き、恐縮ですが、とても嬉しいです!

    事象の「重さ」の配分、というお言葉、素敵ですね。なるほど…とこちらが改めて考えてしまいました。
    そうなのですよね、内山はいい人でその母親は藍子の母とは対照的な人物で、藍子にとって理想的な親娘関係でもある。汲み取って頂き、感謝いたします。
    ありがとうございました✨

  • 第18話 ごみ袋への応援コメント

    会話についての感想は他の方に譲りますが……

    結婚したら夫婦はどんな関係になるか分からないんだから。

    この母の言葉がやはり重いというか、
    私は結婚にまだ幻想を抱いていたのだろうか、という気になります。

    子供生んで育てるための作業に徹するのが前提というか、結婚そのものが社会システムの一環みたいに思えてきますね💦

    母はたぶん、家の都合でのお見合い結婚全盛の時代の人間なのでしょうけど(? さすがにもう少しは時代が下ってからでしょうか??)
    結婚の入り口は恋愛結婚でも、結婚後は封建制が前提ということでしょうかね💦
    夢がない、などとおぼこいことを言うつもりはありませんが、その割にはこの母も、結婚後も過保護というか子離れ出来てないというか……妙な関係性を感じます。

    作者からの返信

    天川さま

    藍子の母はお見合い結婚全盛期よりはさすがに現代よりですかね。しかし、60代半ばだとしても、夫は家事育児にはほとんどノータッチで企業戦士だったパターンが多い世代ですよね。専業主婦やパート主婦が多い中、藍子の母は正社員か派遣社員のような働き方をしていた側ですね。しかし、核家族なので、藍子は寂しい想いをしていたようです。

    専業・パート主婦にしろ、フルタイムにしろ、男性の家事育児での協力はあまり見込めなかった世代なのですよね。今の40代後半や50代も、近居や同居のスーパー祖母が孫の世話をしていたというパターンが多いように思います。
    若い世代は随分変わっているようですが。

    藍子の母の娘への距離感の近さに触れて頂き、ありがとうございます。娘側がそれを心よく受け入れているのであればそれはそれでいいのですが、不協和音に母が気づかず、今、藍子が爆発したという場面でございます。

    考えさせられるコメントをありがとうございましたm(_ _)m

  • 第16話 罪 への応援コメント

    不詳ながら、私にも経験があります。

    彼女は、真摯で誠実すぎたのだと思います。こういう関係というのは、相手が身体だけと割りきってくれていた方が、心が痛まないんですよね。自分も相手も、誠実であればあるほどお互いに苦悩し傷つくのが分かります。

    踏み出したあとで後悔するんです、たぶんそれは分かってたんだと思います。
    しかし、あの決断の時には「踏み出さない方が後悔する」と思ってしまうんですよね。どう足掻いても幸せな結末などあり得無いのに──

    作者からの返信

    天川さま

    自分も相手も誠実であればあるほど、苦悩し傷つく。仰る通り、割り切った関係であれば心の傷も浅いのだと思います。
    はい、後悔するのは分かった上でそれを望んだのが藍子であり、それを受け止めたのがマークなんですよね。
    潜在意識で傷つき、苦しむことを望んだのでしょうか。幸せな結末などないと分かり切っているのですものね。

    天川さまの真摯で純真なコメントが胸に響きました。ありがとうございましたm(_ _)m

  • 第14話 ワンピースへの応援コメント

    汚れたワンピース、でも泥に汚れたからこそ解放された……この一連の表現が素晴らしいですね。

    そして……踏み込んで、いえ、踏み出してしまうのですね。

    彼女の選択と決断を、見守りたいと思います。

    作者からの返信

    天川さま

    汚れて解放されたワンピースに目を留めて頂き、ありがとうございます。

    藍子は覚悟を決めたようです。
    見守って頂き、感謝申し上げますm(_ _)m

  • 第13話 覆水への応援コメント

    あまり良い夫婦関係のお宅をみたことがないせいか、結婚というものにどうしても肯定的な印象を持てずにいる私です💦

    藍子の夫婦関係も、世間を見回せば多かれ少なかれ皆こんな感じなのではないかと思ってしまいます。
    しかし、皆同じだからそれで良いとかそれで普通、などとは思いません。
    その通りかもしれんけど、そんなのやっぱりおかしいと思うんですよね……

    社会のシステムの皺寄せが家庭に出てきているというなら、そういう仕組みは何とかしなければ、と思うのですけれど……甘い考えなんでしょうかね。

    作者からの返信

    天川さま

    年代にもよるようで、最近の若い夫婦ではかなり家事育児に関わっている夫も多いようですよね。会社の制度も整い、理解のある職場や在宅ワークも増えましたし。
    ただ、そうは言っても、そんなホワイトな環境ばかりではないし、若い方々にも色々な方がいますよね。ましてや、40代50代となると…藍子のような夫婦関係は少なくはないのではないでしょうか。

    かと言って、金銭的にも体力的にも離婚をして生きていくには不安がある女性は多いように思います。子供がいれば尚更ですよね。

    日本も少しずつ変わってきてはいますが、今後も一人一人が意識を持って選挙も含め、できることから何とかしなければ…と私も思います。

    切実なご意見をありがとうございましたm(_ _)m

  • 第12話 新しい自分 への応援コメント

    関係性の変化にざわざわしますね。

    何となくですけど、この二人に安易な男女関係は似合わないような気がします。どうなっていくのでしょうね。

    作者からの返信

    天川さま

    ざわざわして下さり、ありがとうございます!
    安易な男女関係は似合わない…なるほど…。どうなっていくのか…。最後まで見守って頂けました事を感謝いたしますm(_ _)m

  • 第9話 司書の仕事 への応援コメント

    38歳ですか、ずいぶん大きなお子さんいらっしゃいますね。早婚だったのかしら。
    などと、変なところに食いついてしまいましたすみません💦

    作者からの返信

    天川さま

    コメントをありがとうございます。優斗は四年生ですから、28か29才位の子供でしょうか。東京の平均よりは少し早いですが、第一子となるとこの位のパターンも結構あるかなという感じですかねぇ。

  • 第8話 心の華やぎへの応援コメント

    大学などには全く縁の無かった私ですので、こういう学生さんの事情はわかりませんが……
    一方で、労働者として働きに来ている海外の方はよく見かけます。
    どの人も流暢な日本語で、それでも独特の訛りがあるのでそれと気づきます。

    しかし、こんな肉体労働をしていても、彼らは国に帰ればかなりのエリートなのだろう。外国語をこれだけ流暢に操れるなら、様々な職業につけるはずだ、と。

    何となく、境遇と能力のギャップを感じて複雑な気持ちになります。

    作者からの返信

    天川さま

    仰っていること、よく分かります。私も幾つか仕事をしておりますが、そのうちの一つが外国人に接する仕事でして。

    とても賢い方もいらっしゃいます。でも、母国の経済水準は低くて…。何度も複雑な気持ちになりました。幸せの価値観はお金でも、どんな仕事をしているかでもない。それは分かっておりますが、生まれた国、生まれた家庭など自分ではどうにもならないものがありますよね。

  • 第6話 偶然の出会いへの応援コメント

    他の登場人物の配置は、概ね定番通り……なのですが、この青年だけが謎というかジョーカーというか、ワイルドカード?
    何か物語を動かしそうな感じですね。

    作者からの返信

    天川さま

    コメントをありがとうございます。
    ジョーカーというかワイルドカードという表現、まさに、でございます。彼が物語を動かすキーパーソンになりますm(_ _)m

  • 第5話 追憶への応援コメント

    内容とはちょっとずれますけど……

    この母子仲良いですね(気のせい?)
    このくらいの年齢の男の子って女親を避けるもんだと思ってたのでちょっと意外です。それとも、あたしの感覚が古いのかしら…w💦

    作者からの返信

    天川さま

    お、さすが、鋭いご意見をありがとうございます!

    そう、四年生のこの位の時期って、外では女親と距離を取る男子、いますよね。昔に比べて現代ではわりと気にしない子もいるようですが、我が家も下の子はそのタイプでした。

  • 第3話 月のピアスへの応援コメント

    「沢田さん色気があって館長のお気に入りだから、気に入らないんですよ」

     藍子と一緒に私も「ええっ?」っと思わず声が出てしまいましたw

    まさかそういう内情だったとはw

    前話の乾きだした日常との対比が見事ですね✨
    内山さん割と好い人?

    前段の文体がまるで商業作品のように理路整然としていたので、この展開は嬉しい不意うちでした✨

    作者からの返信

    天川さま

    こちらにもお越し頂き、最後までお読み下さり感無量です。

    そうそう、館長。静かな職場の中で、なかなかやるな…と。新しく入ってきた本人は分からなくても、以前から勤務していた周りの者には分かっちゃうんですよね…。特に女性って勘がいいですから。

    過分なお褒めの言葉まで頂き、恐縮しております。ありがとうございます✨


  • 編集済

    第22話 ツバメへの応援コメント

    工藤行人です。お邪魔致します。

    発せられぬまま心の奥底に沈潜した“内なる言葉”は日常生活の中で一体、どれ程あることでしょう(恐らく発せられた量より多いのではありますまいか?)。この世界で唯一人、他でもない「自分」しか知らない言葉を掬い取って表現する方途の一つが小説であることに改めて思い至らせて下さいました。私など永らく何も考えず、唯々古い言葉と戯れる許りで、現代物は何作か書き止したまま停滞して久しいものですから……。

    拙文に頂戴したコメントの中に『源氏』の女三の宮のお話がありましたけれども、藍子の心裡を揺すぶったものは、時代・境遇・状況こそ違えど、宮のそれと本質的には同じものでもあるでしょうか。千年前も現代も、人の心の有り様は大きく変わってはいないのでしょうね。蛇足乍ら、御作の「男君」たるマークに、柏木のような“受難”の無くて何よりでした。

    にしましても、幾ら人工物で鎧われた大都会に在ったとて、そこに住まう当の己自身が実は“自然”そのものであったと云う、普段は忘れがちなパラドクスを思う時、私は「恋」や「愛」と名指される自然的(生得的?)な(として良いかは心許ないものの、そう云った)営みの狂暴さを馭すべく発明された制度、規範・ルールのような社会的構築物(御作では婚姻制度と家族でしょうか)は、時に牢獄にも思われる一方、ヒトがギリギリの処で人として在るための砦でもあって、その檻なり砦から出切ってしまう寸での処で藍子は踏み留まった、けれども、この出るか出ないかは本当に紙一重の選択ですね。

    個人的には第16話で本棚にドストエフスキーの『白痴』を「凝視」する場面が一等、印象的でした。かつて「貪るように読んだ」のだから手に取って再読しても良さそうだのに、それはせずに「凝視する」……今や「汚れてしまった」と断じた自らの「心」と、藍子は「清らかな心」と対照される形で向き合うことを懼れたのでしょうか。

    源氏、ドストエフスキーのみならず、プロフィール欄に挙げられた諸作の影響を他にも端々に垣間見るようでした。紅茶とハンカチーフ……マドレーヌではありませんけれども、香りによって起ち上がる記憶と云えば、などと考え乍ら……。

    これからのご健筆もお祈り申し上げております。

    作者からの返信

    工藤行人さま

    こちらにお越しくださり、また稚拙な文章を丁寧に読み解いて頂き、幸甚に存じます。ありがとうございます。

    この世界で自分しか知らない「内なる言葉」を掬い取って表現する方途の一つが小説とのお言葉、私も同意致します。私見として述べても相手に伝わらない事柄でも、小説として読み手に体験してもらう事により、一部でも伝わることがあるように思います。また、伝えようと発する物語そのものが作者(ひいては読み手)の癒しや光になるのでは、と。

    藍子の懊悩と女三の宮のそれとに合い通ずるものがあるとのご慧眼に喫驚いたしました。二人とも受け身に生きてきて(藍子は他者の為に犠牲になる優しさと弱さを抱えておりますが)、柏木とマークの出現によりそれが顕在化する。
    ただ、藍子はマークとのことを自ら誘ったという点が大きく異なる点かもしれません。

    それ故に、警戒心の欠如や意志の弱さに因る行為より、罪の度合いが重いと藍子自身が強く認識していました。ご指摘の通り、『白痴』を手に取らずに凝視していた場面は、これまでの信念への喪失感を象徴し、決別でもありました。
    藍子にとって、優斗(健吾もですが)を裏切ったことも責め苦ではありましたが、それ以上に自ら拠り所としていた信念(自分)を裏切ったことが自己の崩壊を意味していました。それが望んだことであっても。ここに目を留めてくださり、とても嬉しいです。
    マークは幸いにも柏木のような受難はありませんでしたが、帰国すれば、家業を継ぐ道が待っています。
    人工物(倫理観)の中における自然界の一部である人間は、仰る通り、どちらかのみに浸かって生きることは難しい存在だと思います。割合や程度は人それぞれで、境遇や内に湧き上がるものの強さ、規範を固持する意志などによって変わるのかもしれませんね。そして、その苦悩は千年前も今も同じで、だからこそ、『源氏』も工藤さまが訳されている物語も、現代の読み手の胸を打つのでしょうね。

    紅茶の香水は私も幾つか愛用しておりますが、ユニセックスで男性が好むものもありますね。はい、『失われた時を求めて』には強い影響を受け、読了後には"文学への失恋"状態になり、何を読んでも夢中になれない期間が年単位で続いたほどです。

    追伸でのご配慮、誠にありがとうございます。工藤さまの洞察力と思慮深さに敬愛の念を抱いております。耽美で繊細かつ力強さを感じる御作の世界にまたお邪魔させてくださいね。重ね重ねになりますが、誠にありがとうございました。

    編集済

  • 編集済

    第22話 ツバメへの応援コメント

    倫理って、そもそもなんだったっけな?そんなことまで考えさせる、非常に深く魅力的なお話でした。このお話がどこか牧歌的で爽やかさを感じさせるのは、不倫だとか罪悪とか言いつつも、終始二人の日々を共に肯定し続けているからだろうな、と思いました。自分を認め、世界を受け入れ、あるべきものを積極に為す。そのような態度をとる人は、闇を纏うことがあっても闇に堕ちることがない。自身に光を宿すからだと思うのです。
    マークは運命の気まぐれが放った燕だったのか。いやいや。マークにとって、藍子さんは生涯忘れ得ぬ女神として彼に君臨していく。ほろ苦くも甘い物語として。
    人生の豊かさって、瞬間瞬間の厚みだと思います。凝縮した時を得た二人は、また時時を得てゆくことでしょう。素敵な物語をありがとうございました!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    一話一話を深く読み解いてコメントを下さり、思索を巡らして拙作にまつわるエッセイまでお書き下さった上に素晴らしいレビューまで頂き、感無量です。深く感謝いたしますm(_ _)m

    闇を纏うことがあっても闇に堕ちることはない。温かく深みのあるお言葉、響きました。自分の犯した罪を正視しつつも、自身や世界を受け入れる。肯定の力は大切だなと思います。仰る通り、自身に光を宿すためにも。

    マークにとっても藍子の存在は気づきを得られ、自身の深い部分に触れて寄り添ってくれた人なのですよね。素敵なお言葉で表して下さりとても嬉しいです。

    レビューにお書き下さった、物語が有する力やふとした時に思い出すお話。まさに私が目指しているところでございます。恐縮しつつも光栄に存じます。これほど深く味わって下さる読者様にお読み頂き、物語も喜んでいることでしょう。本当にありがとうございました!!

  • 第20話 魔法瓶 への応援コメント

    「自分との約束を軽んじた」、藍子さんが木曜日に仕事を入れざるを得なくなった理由を聞きマークがそう思ったなら、マークはその程度の人間だったということで。でもね、「そんな藍子さんを好きになれてよかった」とか思っちゃうやつなんだよなあ。
    マーク、ずるいぞ!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    そうですね、自分に予定があるのに代わりをお願いされた場合、自分と相手の用事の重要性を比較して決めたり、相手との関係性で決めたり色々なケースがありますよね。今回は身内の手術・入院でしたので、藍子は代わってあげたのでしょうね。以前フォローしてくれた内山さんですし。
    マークは若いのにいやに大人びたところがあるので、呪文堂さまが仰る通りに思ったかもしれませんね( *´艸`) 素敵なコメントをありがとうございました!

  • 第19話 カワセミ への応援コメント

    因果とは事象を理解しやすいように後付した物語でしかなく、本来は瞬間瞬間の積み重ねがあるだけのような気もします。だから、その瞬間に大切にしたいと感じて起こした行動こそが、あるべき姿であろうと。でもそれは、往々にして社会が求めるストーリーから逸脱していることがある。それを誤りだとか失敗だとか評するのだろうなあ、と思いました。
    でもそのように達観することを良しとはしない優しさが藍子さんには、ある。だから美しいのだよなあ、マークも惹かれちゃうんだろうなあ憎いヤツめ!と羨ましく思いました!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    因果とは本来は瞬間の積み重ね。確かにそう思います。大切にしたい、大事だと想うもの。それが刹那的なものなのか、日常的・長期的な思考からの一瞬なのかで結末は変わるのかもしれません。でも、前者だからといって必ずしも浅はかなのではなく、根源的なものもあるように思います。たとえ、それが仰る通りに社会的には失敗や誤りだったとしても。

    私が歳を重ねるのが素敵だなと思う一つは、その人が何を大切にし、何を受容してきた等が若さの失われた顔に表れるところです。若い頃の美しさが消えても、違うものが温かみとなって出たり。藍子はまだ中年の入り口で、その過渡期にあり、揺れているのですよね。
    藍子とマークに温かくも楽しいお言葉をありがとうございました!

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    二人の行方が気になり、一気読みさせていただきました。カフェでの出会い、マークから藍子に声を掛け、連絡先を交換、毎週散歩をする仲に……とするする展開していったので、何か大きな悲劇が待っているのかな……とハラハラしたのですが、前向きな終わり方で文学作品としてはそれもいいな、と思いました。
    二人だけの秘密の恋愛を垣間見た心地よい読書体験でした。

    作者からの返信

    いととふゆさま

    最後まで一息に読んで下さり、お星様まで誠にありがとうございます‼︎
    ハラハラさせてしまってごめんなさい。バッドエンドでも明確なハッピーエンドでもない結末ですが、いととふゆさまの心に残って頂けたなら幸せでございます。
    短い出逢いが人生の転機になること、誰にでもありますよね。藍子とマークの秘密に触れて下さり、温かいコメントまで頂き感謝いたします。ありがとうございました。

  • 第16話 罪 への応援コメント

    あくまでも個人的見解に過ぎませんが。子供を得ようとして恋愛し性交するわけではなく、その結果として得た子供は、何よりの宝となる、といった認識です。すなわち、生体としては男女の惹き合いと出産は一連かもしれませんが、人間の感性として、恋愛と子を得ることは別物。手段と目的の関係にある、とは言い切れないように思うのです。
    汎ゆる事物を慮ることと、可能な限り自己を展開させること、これを両立させるのが、いわば生命としての義務と権利だと考えます。子供は母親に母性だけを求め、女性が見えることを嫌うでしょう。だから、隠す。生涯、隠し通す。…その子が大人になったとき、何かの綻びでその秘密を知ったならば。その覚悟を知ったならば。その偉大ともいえる多層性を知ったならば。母を母でなく、一人の人間として、見つめ直したいと欲するような気がします。
    枠組みは、便利です。しかし、それを言い訳として、一度だけの人生を生きることができるでしょうか?僕らはあれこれ考えすぎてしまった。数ある美しいものを知りすぎてしまいました。
    覚悟あるべし!だと思うのです!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    この回に真摯なコメントをお寄せ頂き、ありがとうございます。
    凡ゆる事物を慮りながらも自己を展開させること。その両立が生命の義務である。呪文堂さまが追求するテーマの深淵を覗かせて頂いたように思います。世界・宇宙規模でも家庭でも、同じなのですよね。永遠のテーマだと思います。
    子どもを己の欲で傷つけないこと。子どもに恥じない自分でいること。親であれば抱く想いであり、どんな苦境でもそれを貫き通す強く美しい人間にも魅せられる一方で、弱い人間にも惹きつけられるのです。立派な人間ばかりではないですし、文学って人間の弱さや汚さに向き合うことでもありますから。
    善悪、美醜は紙一重であり、見る角度によっても違うもの。心の美しさ強さとは何でしょうね。自己の汚さを誤魔化さずに受け止め、他者の汚さをその背景に想いを巡らして受け止めることもそのひとつかもしれません。

    血肉のある呪文堂さまの哲学は、心温まりますね。いつもたくさんのことを学ばせて頂き、感謝ですm(_ _)m

  • 第14話 ワンピースへの応援コメント

    清浄と汚濁とは、やはり非常に官能的な概念であると改めて感じました。また、清廉は孤高拒絶であり、汚辱は許しを求めながら許容していくことであると…

    ずきゅんと撃ち抜かれましたっ!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    心の美しさ。文学において私が追求するテーマの一つであり、大人の社会では描くのが難しいものの一つであると考えています。この物語には『白痴』が出て参りますが、真の心の美しさとは白痴と紙一重ではないかと。
    賢さとは他人を100%信用しない(期待しない)事でもあり、他者と自分を切り離して考える俯瞰の視点を持つ事でもある。ただそれはみようによってはドライでもある。
    心の美しさは私利私欲に塗れてはならず、他者の痛みを我が事と捉えるもの。それ故に利用されやすく、やがては孤高拒絶になるのではないか、と。それなら汚れてしまえば現世で生きやすくなるのではないか、と。それがこの話で描きたかった概念でございました。自分が汚れたら他者の汚れにも寛容になれる。それがいい事か悪い事かは分からないけれど…。そして、あなたの手で汚して欲しい…という、まさに官能ですね。

    汲み取って頂き、幸せです。ありがとうございましたm(_ _)m✨

  • 第13話 覆水への応援コメント

    自分とは、はじめから確たる『自分』があるわけでなく、他者との関係性のなかで、事象や環境との相関から、生み出されているようにも思えます。その場を補完し合うためにキャラクターが付与される、といった具合に。故に、場を変える、もしくは場の構成員を入れ替えるなどすることで、『自分』が変わることがあるように思います。もっとも、思考は連続的に維持されるため、内面的『自分』の変容は見いだし難いと思うのですが。
    今の『自分』に疲れてしまったなら、『場を変える、場の構成員を変える』ことは有効ですね。元々その場を構成していたメンバーと軋轢が生じないよう、上手くやる必要はありますが。本来的な倫理とは、そのような包括的な理知に基づくものであるべきはずなのです。
    あ、僕、浮気したことないですよっ!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    自分とは他者との関係において生み出されるもの。そうなのですよね。最初の他者・社会である親兄弟の影響は多大だと思います。ここではある程度自立するまでは、場や構成員を変える事が難しいのですよね。自分は関係を変えようとしても、相手の方が立場が上であれば、それもまた難しい。純度の高い「毒親」であれば独立後に完全に距離を置く事を選ぶ人もいますが、そこまでではない場合、「適度な距離」に苦心する事となります。
    結婚生活では配偶者と子供の関係はいい場合、我慢を選ぶ人も多いのではないでしょうか。「軋轢を生む」事は自分に正直になり責任を取る事でもある。それが頭をよぎりつつもできない状況にある藍子の鬱屈とした想いと弱さを描いた場面でした。
    本来の倫理とは、包括的な理知に基づくべきであるという言葉には、呪文堂さまの理知的で温かい人柄が表れていますね。素敵なコメントをありがとうございました。

  • 第12話 新しい自分 への応援コメント

    汚すわけにはいかない、女性も男性に対してそのような感情が生まれることがあるのですね。清涼なるものをそのままに守りたい。それは同時に相反する欲求の芽生えかもしれないのですが…なんて言ったらまずいですよねゴメンナサイ!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    そうなんです、若い人同士であれば、比率的には男性の方が持ちやすい感情ですよね。ですが、この場合はマークは若い上に独身で、純粋に自分を心配しているように藍子は感じたのでしょうね。
    でも、仰る通り、その感情を抱いたという事は自分への戒めであり…なのですよね。
    清らかなものを我欲のために穢すわけにはいかない…それにそもそもそんな事はしてはいけない…という葛藤の萌芽でございます。

  • 第10話 散歩への応援コメント

    わかば、でしょうか?寒くなってくると鯛焼き、食べたくなりますね!
    そこはかとない好意を交換しながら、手も触れることなく並び歩く関係。あーっ、甘酸っぱい〜!どこへ行くのでもなく、普段使う駅から一駅分だけ歩いてみる。ただ、時を共にしたくて。いいですね〜❤

    作者からの返信

    呪文堂さま

    はい、ご明察の通りでございます♪ 美味しいですよね。
    一話目に並木道を左に行ったら…と藍子が想像する場面があり、現実を考えていつも通り右に行きました。左の道は若い頃・自由・自愛等の隠喩で、右の道は現実なんです。その左の道を今、マークが一緒に歩いてくれている。何気ない散歩ですが、特別なんですよね。そこはかとない好意ってお言葉、素敵ですね。
    小春日和のようなコメントをありがとうございました(*´∀`)

  • 第7話 秘密  への応援コメント

    なるほどですね。書籍と、恋愛。確かに似通うところがあるのかもしれない。様々な物語があり、おそらく読み手によって色を変える。手に取りつつも読まなかった本。数年後、読み返したらまるで別物のように読めた本。
    いやその意味で、僕はあまり読書家ではないので深いところは分かりませんが!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    子どもの頃の藍子にとって本は友達でしたが、物語を通して会話をしていたのでしょうね。仰る通り、様々な物語があって、藍子が普段疑問に思っていた事や考えもしない概念を見せてくれたから夢中になったのかもしれません。

    書物に記載されている事は読み手によって、角度や深さ等の受け取り方が変わるのですよね。そこにまた魅力があり、その意味では恋愛含む人間関係と同じなのでしょうね。人間関係の中でも、恋愛は半分日常で半分非日常の要素があると思います。その点で小説の世界を旅する事は、恋愛に近いかもしれませんね。いつ出会うのか、再読した際の新しい受け止め方も含めて。
    いつも興味深いご感想をありがとうございます(*´-`)

  • 第6話 偶然の出会いへの応援コメント

    なんとなく気になっていた存在と急に接点が生じ内環に同在している。どきっ!ってしちゃうやつですよね!運命というやつを信じてみたくなる瞬間ですっ!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    藍子は冷静を装っていますが、内心はドキドキしていたと思います。この瞬間、ときめいちゃいますよね。
    コメントありがとうございます♪

  • 第4話 想像と現実への応援コメント

    子供の頃、剣道をやってまして。始まりと終わりに正座して黙祷するんです。その間は、なにも考えるなと。できない!と年老いた先生にいったら、自分の奥、自分からずっと離れたところへ。それを思ってご覧なさい、といった意味合いのことを言われたように覚えてます。
    則天去私。ずっと追っているテーマですが、最難です。思考しない人って、僕からすると信じがたいくらいの至高の存在ではあります。
    考えちゃいますよね。

    作者からの返信

    呪文堂さま

    自分の奥、自分からずっと離れたところ。素敵な言葉ですね。やはり「道」がつくものは、技だけでなく心が磨かれますよね。

    漱石の言葉。若い頃、インドを一人旅したんです。ヒンドゥー教徒が瞑想する姿をあちらこちらで見ました。チベットにダライラマの説法を聞きに行った時、内容はちんぷんかんぷんでしたが(笑)、周りの僧侶の瞑想姿は今でも心に残っています。

    私もよく家でヨガをするのですが、瞑想よりもストレッチが目的になってしまって…でも、終わった後は少しスッキリします。自分の考えてしまう傾向は変わらないかもしれませんが、もう少し達観できたらいいなぁと思います。

    考えさせられるお話をありがとうございましたm(_ _)m

  • 第3話 月のピアスへの応援コメント

    か、館長っ!羨ましいぞっ!
    声を掛けることもできずに。遠くからそっと見詰める、淡い恋。
    そういうのも、なんかいいですね❤

    作者からの返信

    呪文堂さま

    こういうのって、周りは今までとの違いに気づいてしまうこと、ありますよね。特に女性って微妙な変化に敏感ですからね。

    いつも思わず笑ってしまうような温かいコメントをありがとうございます♪

  • 第1話 ベンチの青年への応援コメント

    藤木さん、こわい。
    僕も図書館や本屋さんでは働けない人種かもしれません。古本屋さんなんかだと、『こ、これは…!』という本を奥に隠しちゃいそう。
    大学時代、図書館司書の方が綺麗だったのを思い出しました。あの黒いエプロンがぐっときたもので。だから図書館に籠もっていたわけじゃ決してありません!

    作者からの返信

    呪文堂さま

    こんな地味な作品にお越し下さり、ありがとうございます。嬉しいです!

    古本屋さん、お好きなんですね。あの宝物がたくさんある感じ、ワクワクしますよね。ちょっと無愛想だけれど、物知りな店主がいたり。私も、学生時代によく神保町を散策していました。あの辺り、今は素敵なブックカフェもありますよね。

    あら、大学時代にそんな素敵な想い出がおありとは。図書館、いいですよね♪

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    流れるような文章で最後まで一気読みしました。主人公の藍子さんはマークの優しさから一番大事な勇気をもらったんですね。嫌われても自分を失わない勇気。藍子さんはきっと幸せになれます!私が保証します!!

    作者からの返信

    nakamayuさま

    藍子に温かいお言葉を下さりありがとうございます。彼女は過ちを犯しましたが、仰る通りマークとの関わりで勇気をもらったと思います。
    これからも平坦な道ではないかもしれませんが、以前の藍子よりも毅然とした態度で対応できるかもしれません。
    過分なお言葉とお星様まで下さり、励みになりました。ありがとうございましたm(_ _)m

    編集済
  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    読了致しました。
    不倫、セックスレス、毒親、自己憐憫、自傷などマイナスイメージを抱いて拝読していたのですが、ラストの爽やかさに驚いています。ほっとしました。
    自分の殻を破ることが出来た藍子さん、とても好感が持てました♡
    良い子、良い人、良い妻を演じてきた藍子さんを確実に変えたのはマークの存在ですね。状況は変化しなくても心の在り方が変化した藍子さんに幸あれって思います。

    純文学、ヒューマンドラマが大好きな私、葵さまの文体が好きです。
    いい作品をありがとうございました♪

    作者からの返信

    星都ハナスさま

    最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
    なかなかに暗いテーマであるため、気軽にお手にとって頂けるような作品ではないので、読んで下さった上に優しいお言葉までかけて頂き、嬉しかったです。
    家族については、私自身がいわゆる「普通の温かい家庭」と少しズレている家庭で育った為に子供の頃から色々と考える事が多かったです。青年期は若さと勢いで過ごせても、家庭を持ち、しばらく経った中年期に再び色々と考える事もありました。
    藍子の心の変化に温かいお言葉をかけて頂き、ありがとうございます。

    文体についても過分なお言葉を下さり、大変光栄です。ハナス様が近況ノートに書かれていた「書きたいテーマ」についての作品をいつか拝読できるのを楽しみにしております。

    温かいコメントと⭐︎を、ありがとうございましたm(_ _)m✨

  • 第14話 ワンピースへの応援コメント

    ここまで続きが気になって止まりませんでした。
    ワンピースの喩えが秀逸です。おおってなりました。
    藍子がなぜマークに惹かれていったのか納得です。
    心理描写が上手なので感情移入してしまいました。
    五感を刺激される作品、カクヨム内で久しぶりに拝読出来て嬉しいです。

    作者からの返信

    星都ハナスさま

    お忙しい中、一気に最後までお読み頂き、恐縮しつつもとても嬉しかったです。また、たくさんの温かいお褒めの言葉をかけて頂き光栄です、ありがとうございます✨

    ワンピース、綺麗でもお人形のようで自分らしく振る舞えないなら、窮屈に感じてしまいますよね。他人の考えや気持ちを優先し、自分の我を発露出来なかった2人が相手に自分を投影した瞬間でした。
    深く読み取って頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    最後まで読ませていただきました。不倫といえばドロドロした関係を想像しますが、こちらの作品ではそうした要素は一切なく、むしろ互いを慈しむ藍子さんとマーク君の関係が美しかったです。

    紅葉や高尾山からの眺めの描写も素敵でした。私は関東在住ではありませんが、東京にも自然豊かな情景があるのですね。

    藍子さんのように、周りを優先して自分を押し込めてしまう人は多いのでしょうね。不倫とはいえ、藍子さんが自分と向き合うためには、マーク君との関係は必要だったのかなと思います。これからは自分の気持ちに正直になって、自分を大切にしながら生きていってほしいですね。

    素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    瑞樹(小原瑞樹)さま

    最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
    主人公の内面の葛藤や後悔、今までの自分の生き方と対峙し変革していく有り様が描けていたらと思っておりましたので、ご感想をとても嬉しく拝読しました。

    風景描写にも触れて下さり、ありがとうございます。都心では限られていますが、都下には自然豊かな場所がたくさんございます。自然に触れると心が癒されますよね。

    温かいお言葉の数々とお星様まで下さり、心より感謝いたします。ありがとうございました。

  • 第7話 秘密  への応援コメント

    『ただ、文章だけがあればいい』企画への参加ありがとうございます。

    自然の移ろいを感じられる情景描写が素敵な作品だなと思いました。
    職場で居心地の悪さを感じながらも頑張っている藍子さん、応援したくなりますね。美青年に少女のようにドキドキしているのも微笑ましかったです。

    藍子さんとマーク君の関係がどのように変化していくのか気になり、続きも読んでみたくなりました。

    作者からの返信

    瑞樹(小原瑞樹)さま

    企画に参加させて頂き、またコメントまで頂戴し誠にありがとうございます。

    自然の移ろいを感じとって下さりとても嬉しいです。東京のこの辺りは木々の変化や外濠に集う鳥等が見られ、好きな場所の一つです。
    藍子のマイペースながらも必死な感じ、どぎまぎしてる様子も汲み取って下さりありがとうございます。

    稚拙な面も多々ございますが、温かいお言葉を頂きほっといたしました。ありがとうございましたm(_ _)m

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    エピローグがあったのですね。知らんかった。ごめんなさい。過去に描いたハートの日付をたどってみると、大晦日。まるで運命的に導かれたように、今日となり覗いていました。

    キャッチフレーズの通り、人生には日常に潜む、めくるめくような落とし穴がたくさんあるんですね。この物語は、藍子の心の葛藤と成長を描いています。

    彼女は家族との関係や過去の記憶に苦しむ中で、自分の心に向き合い、新たな自由を見つけようとしている。作品全体を通じて、感情豊かな描写と美しい風景が、心地よく響いてきます。そして、とても魅力的なエンディングです。思わず、「慌てなくてもいいから、青いつばめのように幸せになるんだよ」とエールを送りたくなりました。  ありがとうございました。

    作者からの返信

    神崎 小太郎さま

    温かいお言葉と過分な評価を頂き、誠にありがとうございます‼︎

    実は、神崎様にはこのエンディングはあまり…だったのかしらとちょっぴり思っておりました。
    自分の作品の至らない点は、他の作品と比較しながら自分で見出さなければなりませんね。
    神崎様は近況ノート等で常にその姿勢を見せて下さるので尊敬しておりますし、自分もそうであるよう努力を続けて参りたいです。

    魅力的なエンディングと仰って頂き、とても嬉しかったです。ありがとうございましたm(_ _)m

  • 第12話 新しい自分 への応援コメント

    何時も拝読させていただいてます

    文章力が高く、会話の前後の描写が、
    流れるように進み、違和感なく読むことができます
    素敵な作品をありがとうございます

    作者からの返信

    雨京 寿美さま

    こちらにもお越し頂き、また嬉しいお言葉をありがとうございますm(_ _)m

    こちらの作品は淡々と進む場面も多く、好みが分かれる作品と自覚しております為、とても励みになりました。
    温かいコメントをありがとうございました。

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    完結、お疲れ様でした。
    ずっとタイトルの事が気になっていました。
    皆様のコメント欄のやり取りを拝見して、何となく腹落ちした気がします。

    そしてこの時間になると無性に小籠包が食べたくなるようになりました。

    作者からの返信

    叶良辰さま

    最後までお読み頂き、また過分な評価まで下さりありがとうございます‼︎

    はい、タイトルは「若いつばめ」とかけておりました。
    読み返すと稚拙だな…と感じる箇所もございますが、読んで下さる方がいらっしゃるととても嬉しいです。

    小籠包、美味しいですよね〜。 食べ物の描写を書くのも好きなのでつい色々書いてしまいました(*´-`)

    コメントありがとうございました。

  • 第6話 偶然の出会いへの応援コメント

    中央線と総武線からのくだりで情景がパッと思い浮かびました。
    (それとともに、なんとなくつらい日々を思い出しました)

    作者からの返信

    叶良辰さま

    コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます。

    外濠の景色、いいですよね。私も以前よくこの辺りを散策したものです。
    なんとなくつらい日々…そこを通るとあの日々を思い出す…というの、ありますよね。

    私の20代はかなり激務でしたので今でこそ懐かしいですが、今の気力・体力・精神力では無理だな…と思います。
    叶さまは現在もお仕事と研修でお忙しいかと思われます。お身体どうぞ大切になさってくださいね。

  • 第4話 想像と現実への応援コメント

    「何も考えない時間を持っている人間」

    私も今初めて、そんな存在に思い至りました。
    ↑何も考えていない人間

    作者からの返信

    叶良辰さま

    コメントありがとうございます。
    私も柊圭介さんのあのエッセイで素敵なコメントだなと思いながら拝読し、お名前が記憶になんとなく残っていたので、フォローして頂き嬉しかったです。

    ご多忙の中、この地味な小説にお越し頂き、ありがとうございますm(_ _)m
    この言葉は実際に私が若い頃に言われた言葉なのです(笑)。
    私、若い頃は特に、現実世界と思考の世界(読んでいる本についてや過去の他人の言動を分析したり等)の比重が5:5位のアブナイ人間だったのです。理系の授業ではもっと思考の比重多めでした。あは。

    叶さまは現実にしっかり根差されてそうですね(*^^*)

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    皆様素敵な感想を述べられている!
    私は思ったままを書きつづってしまう人間なので、気の利いた感想コメントが出来ていないかもしれません。お許しください😅

    不倫を題材とされていますが、読んでいる最中も、読後感も爽やかな気持ちで終えられました。
    藍子にとってマークの存在は、今まで自分の生活リズムやパターンに風穴を開けるために必要な存在だったから……でしょうね。
    この物語は不倫がメインではなく、藍子の心の解放までのプロセスみたいなことを描かれているのかなと感じました。

    なのでそういうシーンが一度きり、にしてある所が良いのでしょうね! (読み手的には求めがちですが😆何度も出てきてしまうと、きっと藍子の凛とした魅力が薄れてしまうかもしれませんね💦)

    最後のツバメの登場、素敵です。
    紆余曲折しながらも、自分で道を切り開いて生きていく藍子は応援したくなります。きっとそのうち、旦那さんはお尻に敷いちゃうかも?(笑)

    恋人と夫婦に求めるもの。形が変わるとお互いへの意識は変わって行きますね。
    それが長くなればなるほど、維持するのは難しくて、お互いを思いやれなくもなってくる。
    ……私は今年で十年になるのですが、自分なりに夫婦の在り方を試行錯誤しています。(笑)

    また脱線してしまいましたが、読みながら自分の事を見つめてみたり、いろんな気づきがあったりして楽しかったです✨

    素敵な作品を読ませて下さってありがとうございました😊

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    各エピソードに温かいコメントを下さり、素敵なレビューまで頂きまして心より感謝いたします!

    ご慧眼の通り、藍子の心の解放を主題とした作品でした。
    やはり、ああいうシーンは一度きりの方が良かったですか。危なかったです(笑)。

    健吾のようなタイプを尻に敷くまでいくのは難しそうに思いましたが…ひょっとしてヒニヨルさまなら上手く懐柔できそうな気もいたしました(*´-`)

    そうなのです、関係が長くなると思いやりを保つのが難しくなったり関係が変わりがちですよね。同じく私も試行錯誤しております。

    ヒニヨルさまのコメント、いつも読みが深くて言葉もどこかキラキラしていて拝読するのが楽しみでした。私なんて、人様の作品のコメントに独自すぎる見解を熱く書いてしまったりして、後から恥ずかしくなってチョイっと編集する事も度々あります(//∇//)

    心のこもったコメント、改めてありがとうございました。

  • 第21話 高尾 への応援コメント

    今回の二人の会話、雰囲気を読んでいて感じたのですが……こういった男女の友情って、あっても良いように感じます。(恋愛の話なのに、急にこんな事を言い出してスミマセン)

    私にも経験があるので分かるのですが、お互いのことを分かり合った相手とは、心のうちをさらした会話が出来てしまうんです。
    そういう事をしなくても、一緒に過ごしているだけで安らぐというか……。

    この二人のシーン、とても美しいなと思います。私はとても好きです😊

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    仰っていること、よく分かります! そういう事をしなくても一緒に過ごしているだけで安らぐ…そうなのです。

    コメントのお言葉も詩的なものが散りばめられていて、拝読していて味わい深いです。

  • 第20話 魔法瓶 への応援コメント

    マークと会える最後の木曜日が!
    思わぬ展開で、どんな終わりが待っているのかドキドキし始めています(笑)

    私は、藍子が自分の感情を悟られたく無い気持ち、何となく分かる気がします。
    相手より私の方が、「想う気持ちが強い」って知られたく無い。あまり気持ちが伝わってしまうと、男の人って素っ気ない態度に変わってしまうかも……(マークはそんな事無いと思いますが💧)などなど、色んな気持ちが渦巻いているように感じました。

    親子関係や家族についても、丁寧に描写されていて素敵です✨

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    わ〜✨藍子が自分の感情を悟られたくない気持ちを分かって頂きありがとうございます。
    長く続けられるような安定した関係ではない2人なので、仰る通り重くなるのを恐れたのかもしれません。

    ヒニヨルさまは男女の機微をよく分かり言葉で表せるので、ああいう詩をお作りになれるのだなぁとしみじみ感じました。

    丁寧に読んで下さりありがとうございました。

  • 第19話 カワセミ への応援コメント

    藍子は、感情にばかり翻弄される事なく、考えた末に、ひとつひとつ自分で決めて行動する人間……なのかな感じます。
    たとえ選択した結果、失敗や間違いを犯したとしても、藍子はそれを受け入れて前に進もうとする。こういう事はできそうで、なかなか出来ない事だと思います。

    主人公の藍子が魅力的に感じるのは、精神的に自立している女性だからかなと思います!

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    正しくないけれど自分には必要なことを選択し、その結果を受け入れて前に進む事は仰る通り意外と容易ではないものですよね。

    魅力的と仰って頂きありがとうございます!藍子は間違えを犯さない意志を貫くような強い女性ではないかと思います。ただ今の藍子には自分の弱さを受け入れる事が必要だったのかもしれません。

    温かいコメントありがとうございました。

  • 第18話 ごみ袋への応援コメント

    こんにちは。
    今回は藍子の心の内側、日常で気づかないようにしていたものが溢れ出しているシーンに感じました。

    藍子の母は「だから言ったじゃない」という話の振り方をされるお母様なのですね。
    私の母上も、どちらかというとこういうタイプなので😅選択を間違えているように言われて、藍子があのような態度や気持ちになってしまうのはわかります(笑)

    難しい所ですが、自分で選んで失敗することも、必要な経験なんですけれどね。違う選択をしたからといって、それが正しいとも限りませんし💦

    ……お話から脱線してしまいました🙇‍♀️

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    選択を間違えているように言われる…まさにです。藍子の態度や気持ちを理解して頂きとても嬉しいです。

    自分で選んで失敗をすることや何が正しいのかは正解がない、というお言葉もこの小説で表したい概念だったので、お考えに深く共感いたします。

    ヒニヨルさまのお母様、そうでしたか。私も…私以外の家族がかなり個性的だったのでお気持ちよく分かります(周囲からは私も変と言われますが、家庭ではモブでした 笑)。

  • 第17話 視線 への応援コメント

    ドキッとする会話シーンでしたね。
    館長がどんなつもりで発したのかも気になりますが、うしろめたい事をしていると、それを咎めるような出来事って起こりそうな気がします。

    藍子は特に、罪の意識を感じているので、余計にひとつひとつ細かく気にかかってしまうのでしょう。

    続きが気になりますが、大きい妖精の昼ごはんの準備をして参ります😭(今日もお休みなのです💧)

    読ませて下さってありがとうございます😊

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    やっぱり…見ている人は見ているのですよね…。仰る通り後ろめたい事があると、相手の言葉の真意も探ってしまいますしね…💦

    ご家族が大変な状況の中、拙作を丁寧に読み込んで下さり、温かいコメントを幾つも頂きましたこと、重ねて御礼いたしますm(_ _)m✨
    どうぞ、ご無理のないように…。ヒニヨルさまもお身体ご自愛くださいませ♡

  • 第15話 小籠包  への応援コメント

    香りまで漂ってくるようです。
    すごく分かるようで、分かってはいけないような、拝読している私に葛藤があります💧(笑)

    ふたりのセリフ、仕草までとても自然なので、作品の世界に入り込んでしまいます。

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    藍子と一緒に葛藤して頂き、ありがとうございます!

    温かいお言葉が励みになりますm(_ _)m✨

  • 第14話 ワンピースへの応援コメント

    藍子の口からこぼれた言葉から、今まで読ませて頂いた事が頭の中を巡って——彼女の切実な本心だと感じました。
    それを察するマーク。ふたりの考えている事はいけない事ですが、なぜか純粋な感情は、穢れているようには感じません。

    (藍子の方から伝えるとは、思いませんでした。びっくりです😳)

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    藍子の切実な思いを感じ取って頂きありがとうございます。
    行為はいけない事なのですが、この感情自体は純粋と表して頂き嬉しいです。

    藍子は、周りの気持ちを慮るタイプで我の強い人に強く抵抗できず、それが今の状態を導いた一因でもあるかと思います。
    だから、この決断は流されてするのではなく、自分から決断して…という運びにさせたかったのです。

  • 第11話 ピアスの穴への応援コメント

    少しずつ、藍子の意識が日常に影響を与えていますね。気持ちの微細な変化が、さりげなくエピソードに織り込まれていて素敵です☺️

    私はピアス開けた事が無くて(怖がりで、笑)
    カラーコンタクトはしてみたくて眼科に行った事があるのですが、視力が良い事もあって、病院で辞めた方が良いと言われたり……

    そういう挑戦はことごとくしてないな、とふと思いました💦

    若い相手だとなおさら、年上の藍子は色々と自分に感じるものがありますよね。

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    微細な変化を感じ取って頂き、とても嬉しいです。

    ヒニヨルさまの紡ぐ言葉や感受性の豊かさから、落ち着いた素敵な女性を想像いたしました。
    私、気は強い方なのですが意外にも心が繊細な方でして…(汗)、ヒニヨルさまの紡ぐ詩や物語に癒されています(近況ノートの雰囲気も好きです)。

    そうそう、相手が若いとね、女性は色々気になるものだと思います…。

  • 第9話 司書の仕事 への応援コメント

    そういえば、大学で図書館司書の資格を取っていた事を思い出しました(笑)
    でも私は、本を見つけるのがものすごく苦手で(道にたとえると方向音痴な人です。実際、方向も音痴なんですが😅)資格を取るだけ取って、活用されていません💧

    学生思いの司書さん、素敵ですね!
    長く勤められるので、当時から募集が毎年あるわけではなく、かなり狭き門と言われていましたね。
    (脱線してしまいスミマセン)

    自然な仕事場風景で、映像が浮かびます✨

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    おぉ✨ヒニヨルさまは図書館司書の資格をお持ちでしたか✨素敵です。
    私も…利用者としてですが、本を見つけるのすごく苦手です…せっかちなので、すぐ誰かに聞きたくなったり(笑)。そして方向音痴も同じくでして、新しい土地を歩く時など携帯マップ使い過ぎて電池切れになったりヽ(;▽;)

    やはり正規採用は狭き門なのですね…長く勤められるのはいいですが、そこが難点ですよね。

    コメントありがとうございました!

  • 第8話 心の華やぎへの応援コメント

    こんにちは。
    家族が急遽家にいる事になってしまい、すぐに拝読に来れませんでした😥

    マークの雰囲気、話し方、その描写から藍子が惹かれている空気を感じます。
    「留学生らしい丁寧な日本語」なんだかこの言葉がすごく、しっくりきました。

    もう少し読み進めていきます!

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    ご家族が大変な時に、こちらを読んで下さり、また温かいコメントを幾つも残して頂き恐縮ですm(_ _)m✨

    少しずつ藍子が惹かれていっている様子に気づいて下さり嬉しいです!

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    はじめまして。
    藍子の揺れ動く心にとても共感しながら読ませて頂きました。
    過ちを犯してしまうかどうかは別として、こういうトキメキみたいなものは誰もが持つものなのではないでしょうか。
    生活を共にする人だけでなく、自分を成長させてくれるちょっと特別な人との出逢いはとても尊いものだと思います。
    特別な事ではない人の心をとても美しく描かれた物語だと感じました。

    作者からの返信

    風羽さま

    はじめまして。
    温かいお言葉に加えお星様までありがとうございます。
    全ての方にご理解頂ける内容ではないのにかかわらず、藍子の心に共感して頂き、嬉しく思います。仰る通り人生に行き詰まった時に風穴を開けてくれるような人の存在は貴重なものかと思います。
    お言葉を励みにこれからもがんばります!ありがとうございましたm(_ _)m

  • 第7話 秘密  への応援コメント

    こんにちは。
    先日はお読み下さってありがとうございます。
    どんな作品を書かれている方が、読んで下さったのか気になってしまいました(笑)

    とてもしっとりとした、清らかな文章だな……と拝読しながら感じました。
    藍子の人柄が、感情が、読んでいますと自然と入ってきます。

    私は読書をあまりしてこなかった人間なので😅どうしても会話や、作風でみせるような書き方をしてしまいます💧
    こんな風に読ませる描かれ方、素敵だなと思いました。

    家族のいない平日午前中しかゆっくり時間が取れませんが、静かな時間にまた続きを読んでみたいです。
    ありがとうございます😊

    作者からの返信

    ヒニヨルさま

    コメントありがとうございます!
    「いたずらごころ」、とても良かったです。直接的には書かれていないのに想像や妄想が膨らみ、2人の間に流れる空気感がよく伝わりました。

    文章について温かいお言葉ありがとうございます✨
    ヒニヨルさまの文体も素敵ですし、こういうメッセージでの言葉遣いも美しいなぁと思いました。詩を書かれているのですね。今度ゆっくり読みに伺いますね(*^^*)
    ありがとうございました。

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    最後のツバメがまるでマークが藍子を励まして去っていくように見えました。
    読む前のイメージはもっとドロドロした話を想像していたんですが(すみません笑)ずっと内面的でむしろ清々しいものが残る物語でした。人生や日常、家族との関係の中できっと多くの人が抱えるままならなさや苦みがとても丁寧に綴られているのが秀悦ですね。
    マークの方が藍子に惹かれていたように感じます。彼の話す日本語はきっと心の氷山の一角で、内面はもっと饒舌なものが流れていたかも知れないなんて思いました。恋愛に溺れるというよりも藍子がひとつ強くなるための隙間を埋めてくれた人のようで、だから不倫といっても清々しい読後感になるのかもしれません。
    これからの彼女がもっと自分を大切にしてくれたらいいなと思います。
    こういう心の機微を丹念に描かれた作品は読む方も夢中になりますね。ありがとうございました。

    作者からの返信

    柊圭介さま

    嬉しいお言葉の数々、更には美しいレビューで拙作に彩りを与えて頂き、感激しております。ありがとうございました。

    > 人生や日常、家族との関係の中できっと多くの人が抱えるままならなさや苦み
    このように解釈して頂き、嬉しく思います。藍子の両親や夫は分かりやすい悪者ではありませんが、我の強い相手に対し自分を抑え少しずつ無理を重ねてしまうという事はよくあるのではないかと思っています。

    >マークの方が藍子に惹かれていたように思います。
    鋭い考察にドキッとしました。若い時に憧れた女性や初めて本当の自分を曝け出せた女性は特別ですよね。相手を助けたいと思ったら、尚更。かなり年上の女性で容姿が衰えても恋心が続くパターンもあると思っています(光源氏の藤壺パターンで、マクロン夫妻・ディアーヌドポアチエとアンリ2世・藤間紫夫妻など。マニアックですみません笑)

    >隙間を埋めてくれた人
    そうなのです。倫理的には正しくない関係ですが、藍子が苦しみに溺れないために必要であったのだと思います。

    柊さまの繊細で柔らかいお言葉の中に光るご慧眼に、お読み頂いた事を深く感謝いたしました。ありがとうございました。

    編集済
  • 第13話 覆水への応援コメント

    決して不幸ではないけどあちこちに空洞があるというか、足りないものばかりというか。こういう夫を選んだのも自分であり、親に頼られることを受け容れてしまっていたのも自分で、なんか全部自分に返ってくるのがやるせないですね。

    作者からの返信

    柊圭介さま

    深く読み取って頂きありがとうございます。そうなのです、この選択をしたのは自分なのですよね…。自分を犠牲にして相手を喜ばせても、その時は対峙せずに楽かもしれませんが、結局は自分が苦しくなるだけなのですよね。辛い場面を読んで下さりありがとうございました。

  • 第10話 散歩への応援コメント

    親に嘘をつくのが、なんか思春期の嘘みたいに見えます。すでに恋の一部分であるってことですね。そのあとの二人の散歩、会話と距離感がなんとも言えない雰囲気がありますね。本ばかり見ていた女性が顔を上げたときにどんなものを見てしまうのか、こういうさりげない会話の味もじわじわきます。

    作者からの返信

    柊圭介さま

    藍子とマークの関係上、公にする事ができないため嘘をついたようですが、確かに恋の一部分のような秘密めたいた感じもありますね。
    この距離感、絶妙ですよね…細部まで読み取って頂き、いつも嬉しく思っております。
    ※この話のお返事の内容にズレがあったのと最終話のお返事は誤字が多く修正させて頂きましたm(_ _)m💦

    編集済
  • 第2話 失くしたもの への応援コメント

    もうこの2話だけで藍子が自分を少しずつ押し殺して生きているのが伝わります。普段の生活の中にある不自由さや閉塞感、なんともリアルですね。

    作者からの返信

    柊圭介さま

    こちらも読んで下さりありがとうございます。
    展開に動きの少ない場面が続きますが、そう仰って頂けるとホッとします。柊さまの豊かな感受性と読みの深さのおかげですね。コメントありがとうございました。

  • 第21話 高尾 への応援コメント

    コメント失礼します。高尾山で燃え上がった不倫の恋、その結末は? 自分を大事にすることを教えてくれた祖母の言葉とは? 切なく美しいラストチャプター。とても情感豊かに描かれています。

    ひとつだけ、残念なことに、……。言おうか言うまいか悩んだのですが、素晴らしい章なので申し上げます。「」のスタート位置が文中でずれているところが見受けられます。僕の勘違いならば、ごめんなさい。

    作者からの返信

    神崎 小太郎さま

    情感豊かと仰って頂きありがとうございます。とても嬉しいです。

    「」の件、ありがとうございます‼︎ 改行と共に1字下がっていましたね💦 教えてくださって感謝です(*´-`)

  • 第20話 魔法瓶 への応援コメント

    愛と嘘の狭間で、藍子はどう生きるのか? 自分の心を封じ込めて、周りの人に優しく微笑むことで、孤独を埋めようとする姿に、僕は胸が痛んでしまいます。

    作者からの返信

    神崎 小太郎さま

    コメントありがとうございます。20話では、内山の母を藍子の母との対の関係で描きました。親としてのあり方(育つ環境)もこの小説のテーマの一つなので、冒頭に優斗の親としての夫婦のあり方も描いています。
    いつも細部まで読んで頂きありがとうございます(^-^)

  • 第14話 ワンピースへの応援コメント

    この章では、日本の伝統的な風情や文化が繊細に描かれており、その優美さや神秘性に心惹かれます。美しい風景の中で、藍子の内なる葛藤が繊細に表現されているかのようです。彼女の心情が、周囲の景色と調和しながらも、その複雑さを際立たせています。

    作者からの返信

    神崎小太郎さま

    いつも細かいところまで読み取って頂きありがとうございます。
    そうなのです、この章前半はまさに藍子の内なる葛藤が中心です。紫の上は籠の鳥の隠喩でもあります。

    御作の31章だったかな…拝読している時に落涙しました。
    すてきな作品ですね(^-^)

  • 第13話 覆水への応援コメント

    この章は、藍子の内面的な葛藤と彼女の人生に対する新たな決意を描いていますね。――――彼女の夫や母親との関係性、そして彼女自身の認識と表現についての洞察が深く、僕にも共感を呼び起こします。特に、彼女が自分の人生を自分の手で切り開こうとする決意は、感動的です。

    作者からの返信

    神崎さま

    この章では、藍子が直視しないようにしていた夫や母親との関係が限界を迎えてきている事を表そうと思いました。
    両者と完全に距離を置くのが難しい中で、どうしたら良いのか分からずにただ涙が溢れるというそんな場面です。

    いつも温かいコメントありがとうございます!

  • 第9話 司書の仕事 への応援コメント

    この章は、「学生と司書」との関係を描き、藍子の日々の奮闘と情熱を描き出しています。彼女は自らの限界を知りつつも、学生たちの探究心を支えるために尽力しています。
    僕は藍子の献身的な姿勢に心を打たれ、司書という職業の深い魅力とその複雑さを理解しました。藍子の物語は、僕に知識の価値と、それを伝えることの大切さを教えてくれます。

    作者からの返信

    神崎小太郎さま

    この章は、起伏がないものの藍子には必要な場面だったので、深く読みとって頂きありがとうございます。


    あかねちゃん、儚くも蠱惑的で魅力ありますね。穏やかな男性が女性に振り回される恋愛、好きなのです。
    御作22章のコメントにも書きましたが、源氏物語ゆかりの下鴨神社もいいですね♪

  • 第8話 心の華やぎへの応援コメント

    この章は、藍子とマークとの出会いと交流を描いており、僕とって非常に魅力的なエピソードでした。――――藍子の日常生活の中での小さな変化、そしてそれが彼女の心情にどのように影響を与えるかを巧みに描き出しています。

    また、マークとの会話を通じて、彼女自身の価値観や生活習慣が浮かび上がってきます。とても心が癒される場面で、この続きが楽しみです。

    ☆*: .。. o(≧♡≦)o .。.:*☆

    作者からの返信

    神崎小太郎さま

    いつも細かいところまで読みとって頂きありがとうございます!

    1章では藍子の背景が中心であまり恋愛面に動きがなかったので、読まれる方をお待たせしてしまった形になったかと思います。

    立場上(そしてカクヨムの規約上) 、展開に限りはございますが、お楽しみ頂けたら嬉しいです♪


  • 編集済

    第7話 秘密  への応援コメント

    第一章を読み終えて、この作品の宣伝文句となる、キャッチフレーズの意味がよくわかりました。

    「日常に潜む、めくるめくような人生の落とし穴」

    日常に起こるひとコマを切り取って、丁寧に情感豊かに描き出す。
    これって、小説ではかなり難しいことだと思います。

    第二章も続けて、ゆっくりと拝読させてください。




    作者からの返信

    神崎小太郎さま

    そうなのですよね、日常ってありふれた場面が多く、なかなか読み手に感情移入して頂くのは難しいなぁと思います。

    温かいコメント、励みになります。ありがとうございます!

  • 第6話 偶然の出会いへの応援コメント

    外濠カフェで出会った君との恋愛物語ですね。ふたりの間に芽生える感情や秘密が気になります。羨ましくなるほど素敵なひとときです。

    作者からの返信

    神崎小太郎さま

    そうなのです、ここから少しずつ二人の物語が動いていくのです。


    優斗君が出てくる作品があるのですね。藍子の息子と同じ名前ですね!今度拝読します♪
    私も沙羅のこと藍子にしたまま公開したコトありました。名前全然違うのにヽ(´▽`)/


  • 編集済

    第5話 追憶への応援コメント

    この章は、藍子の日常生活と彼女の家族との関係を描いていますね。彼女の過去と現在が巧みに織り交ぜられており、母親の成長と変化を感じることができます。
    また、彼女の息子優斗との関係も微妙に描かれており、彼女の母親としての役割と彼女自身の子供時代との対比が見られます。

    一見淡々と書いてあるようですが、言葉の端々からはとても女性の情感が伝わってくる。上手な文章ですね。(❁´◡`❁)

    作者からの返信

    神崎さま

    > 彼女の母親としての役割と彼女自身の子供時代との対比
    読み取って下さりありがとうございます。淡々とした文章から情感を読み取って下さる方に読んで頂き、光栄でございます。

    ※一文が長い件の余談

    日本にも谷崎潤一郎や太宰治をはじめ、現代でも一文が長いと言われる作家はいますよね…。一時期、大江健三郎は「一文が長くて読みにくい」が、谷崎は「長いのに読みやすい」と何人かの評論家に批評されていたように思います。
    「長いのに読みやすく、独自の世界観を出している」文章を書けるようになりたいなぁと思います。勿論短い文も混ぜつつ。
    ネット向けではないかもしれませんが。

    神崎さまの文章に刺激を頂きつつ、がんばります(^-^)

    編集済
  • 第10話 散歩への応援コメント

    ごめんなさい。今日はここまでにさせてください。
    R&Bの小説より、表現と文体はこっちの方が私好みです。

    でも、あっちも音楽をもっと前面に出してくれると、あっちの方が好きかもですw

    作者からの返信

    まぁじんこぉるさま

    たくさん読んで下さってありがとうございます!
    文体のことも嬉しいです。

    御作「売れない画家とピアニスト」を初めて拝読したとき、その表現力に圧倒されました。
    クラシック音楽も好きでよく聴くのですが、曲の中のドラマ性や弾き手の気持ちがとてもリアルに伝わってきました。
    あと、印象派も好きなので…(先日、上野のモネ展に行きました)。少しずつ楽しみに拝読しますね(^-^)

    コメントありがとうございました。

  • 第1話 ベンチの青年への応援コメント

    主人公の心の揺れや切ない想いが文章からよく伝わってきます。

    「藍子さん、負けるな」と、思わず応援したくなりました。

    ゆっくりですが、続きも拝読させていただきます。

    作者からの返信

    こちらも読んで下さりありがとうございます!

    藍子を応援して頂き、嬉しいです。

    私も、御作を少しずつ拝読しながら余韻に浸ったり、妄想したり世界を楽しませて頂きますね。

  • 第13話 覆水への応援コメント

    藍子さんの擦り切れた想いが痛々しい回でした。決して周囲だけが悪い訳でなく、自分にも落ち度はあるのは知っていながら、それでも拭いきれない想い。
    人間は倫理や論理で生きているのではなく、生身の感情で動かされているのであって、誰もが思う「正しさ」なんていう曖昧なものの為に、自分を殺してはいけないと思います。でも、結局は自分で自分を縛っちゃうんですけど……( ;∀;)

    作者からの返信

    福山典雅さま

    内省的な人って、辛い時でも自分の落ち度も考えてしまい、我慢するように思います…。
    寄り添ってくれるような配偶者ではなく、押しの強いタイプと
    一緒にいるのは、当初はその方が楽だったのだろうなぁとか。

    >人間は〜自分を殺してはいけない
    名言ですね。さすが福山さま。その慈愛に溢れながらも繊細でかつ自由な精神が、福山さまの作品にも反映されているように思います。
    でも、そうなのです、現実はね、なかなか難しいのですよね。

    コメントありがとうございました✨

  • 第22話 ツバメへの応援コメント

    葵 春香さん

    既婚者で子どものいる女性が年下の男性と惹かれ合うことで、あらためて人生と自己に向き合うことになり、燻っていた不満を洗い出して芯を立て直す。
    集約すると陳腐ですが、こまやかな描写で丁寧に日常と揺れ動く心のさまがつづられており、感服しました。
    藍子は内向的で静的な性格ということもあり、一度踏み越えるものがなければ、想い切った決断に舵を切れなかったのでしょう。
    過去の自分に決別し、あたらしい自分へと踏み出していく藍子には、苦難をただ忍従でやり過ごすのではなく、自分が動いて制御するものだという強い意志が生まれています。
    共感を呼ぶ作品でした。

    ところで「青いつばめ」」とは、まさに年下の愛人を意味するのかと想っていたところ、他の方の感想をみると、そのものズバリではなかったのですね。主題はそちらではないですものね。
    わたしもすっかり誤解していました汗

    素晴らしい作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    朝吹さま

    コメントありがとうございます。朝吹さまからお褒めの言葉を頂けるなんて感無量です。

    また、この度は素敵なレビューを書いて下さり、重ねて御礼申し上げます。
    紅茶とワンピースというメタファーが効果的に用いられ、詩的で情緒に溢れ、これは一つの作品だなぁと感嘆いたしました。
    先日、朝吹さまのエッセイでレビュー書くの緊張する…と書きましたが、もう自分は作文みたいなレビューでも書こう!と逆に吹っ切れました(笑)

    >「青いつばめ」とは、
    はい、読者様に「若いつばめ」を連想して頂くのを踏まえた上で、主題はまた別のところに…という事なのです。
    私、源氏物語や国内外の近代文学を読んで育ったもので…あまり躊躇わずにもう一場面くらいそういうシーンを描くところでした💦 「不倫」なので、メッセージを誤解されてはいけませんよね…ある意味タイトル見かけ倒しになってしまいましたが、通報は免れたらいいなと思っております(汗)

    また朝吹さまの世界に浸りに伺わせて頂きますね。
    ありがとうございました。


  • 編集済

    第22話 ツバメへの応援コメント

    改めて藍子がどれほど抑圧されていたことがよく分かりました。
    外から見れば一見幸せな家庭でも、それが誰か一人の犠牲の上に成り立っている……もしかしたら藍子のような境遇にいる人は思うよりもたくさんいるのかも知れません。
    両親との関係に悩む人についても然りですね。
    藍子の場合は、その両方に圧し潰されそうになって呻吟していたわけですが、そんな彼女をマークとの関係が救い、こうして自分を取り戻す切っ掛けになったこと、我が事のように嬉しく思いました。

    私は、いずれ藍子が自分の犯した罪の対価を支払うことになるだろうなどとどこかに書きましたが、既に彼女はあまりに多くのものを払いすぎていたのですね。
    多分、彼女の過ち、というものに意識が向き過ぎていたのだと思います。
    視野狭窄になっていたことを恥じています。

    マークとの思い出をただの美しい記憶だけではなく「罪悪感とともに沸き起こる漆黒の渦潮のような感情」を生みだすものとしている限り、藍子は大丈夫でしょう。
    そして、その漆黒の渦潮もいつしか静かな凪の海になるのではないかと思います。

    藍子が嵌まった落とし穴が奈落へ通じるものではなく、彼女が高く飛べるための装置として機能した――むしろ、藍子自身がそうなるようにしたわけで、そのことに私はとても安堵していますし、彼女の凛とした態度に敬意を表したくなりました。

    それにしても、冒頭の健吾の台詞には今さらながら怒りと呆れの両方を覚えますね。
    妻の誕生日を忘れているくせに何を、と張り倒したくなりました(笑)。
    願わくば、「そうか。分かった」と呟いた健吾が藍子との関係を考え直して、家族の三人の誰もが幸せだと思えるような家庭を率先して築いてくれますように。
    帰国しただろうマークも、自分らしい人生を送れますように。

    最後に懺悔させてください。
    タイトルの「青いつばめ」の「つばめ」を、私は下衆の勘繰りからいわゆる「若いつばめ」を連想してしまっていました(汗)。
    それもあって「不倫」と言う部分に意識を持っていかれたというのもありますが、いい意味で裏切られてよかったと思っています。
    最後に飛び去っていったツバメ、何でしょうね。
    少なくとも心の自由は得た藍子の心の象徴なのか、藍子の様子を見に来たマークなのか。

    素晴らしい物語をありがとうございました。
    そして、お疲れさまでした。

    作者からの返信

    夏井涼さま

    丁寧な心のこもったコメント、ありがとうございます。

    >外から見れば一見幸せな家庭でも、それが誰か一人の犠牲の上に成り立っている
    まさにこれを感じて頂きたいのと藍子自身の自覚の薄さもあり、第1章に彼らのやや異常な描写が少なかった為、読み取りにくい文章になっていたかと思います。読み取って頂き感謝しております。(恐らく似たような機能不全家庭を経験した方は、その異質性に若干気づきやすいのかもしれません)

    >張り倒したくなりました(笑)
    夏井さまはコメントを拝読する度に、誠実でまっすぐな心の温かい方だなぁと感じております。途中までしか拝読しておりませんが御作の人物も心がきれいな人が多く、温かい気持ちになります。
    機能不全家庭で育った人は、配偶者に問題のある相手を選んでしまうケースも多いようです。13話のお風呂の場面でその辺りの自省の場面があります。また、藍子自身が相手と向き合う姿勢にも問題があったと19話で認めています。

    >「若いつばめ」を連想
    懺悔なさらないで下さいませ。このタイトルを見て、まずそのことを連想しますよね。しかもキャッチコピーが「めくるめく」ですし。「純文学であっても娯楽性の高いものを」一応目指しておりますので、カクヨムの規約さえokならもう少し際どいシーンも頭にはありました。m(__)m恥
    ツバメ、ここでは述べませんがご明察の通りです。
    籠の中の青い鳥でもなく、留鳥のカワセミでもなく、東南アジアから飛来して帰っていくツバメ、なのです。

    ここまで見守って頂きましたこと、改めまして深謝申し上げます。

    編集済
  • 第7話 秘密  への応援コメント

    応援ありがとうございました。

    昔の?三浦綾子さんとか山田太一さんとか向田邦子さんとか、そういう日常の何でもない場面の奥深さとか怖さとか危うさとか?そういうところを巧みに掬い取る、そういう懐かしい感じの描写とストーリーがすごく愉しくて、感情移入出来ていいなあと思います。

    不倫モノのなんか色っぽい感じ好きなので?展開を楽しみにしています💓😊

    作者からの返信

    夢美瑠瑠さま

    ああ…その時代の現代ドラマ、すごく好きでした。懐かしい気持ちになりました。いつも温かいお言葉ありがとうございます。
    まだまだ稚拙ではありますが、がんばります。

    不倫モノ…カクヨムの規約もあり、なかなか深い展開にするのは難しいなぁと思うところでございます。

    コメントありがとうございました。

  • 第21話 高尾 への応援コメント

    晩秋の高尾山の景色、藍子の支えとなっている祖母との思い出と言葉、山頂からの眺望。マークとの過ちの総括。
    そして交わした別れの台詞。
    どれも静かで、淡々と進んでいきましたね。

    >この日の景色を目に焼き付けるかのように。

    どんな想いなんでしょうね。
    少しほろ苦いけれど美しい思い出としてなのか、戒めなのか、もっと違う何かなのか。
    どちらにしてもこれで終わるとは思えませんので、嵐の前の静けさを感じてしまいます。

    ひとつ確認させていただきたいのですが、マークとの「間違い」は、あの小籠包の夜ただ一度だけなのでしょうか。

    作者からの返信

    夏井涼さま

    いつもコメントありがとうございます。

    >もっと違う何かなのか。

    文学の醍醐味の一つは、一言で表せない複雑な感情や考えを抱くだと思っています。
    ですからいつもそういった感情をコメントして下さる夏井さまに嬉しく思っていますm(_ _)m

    >これで終わると思えません
    それが…もうすぐ終わりなのです(小声)。娯楽性の低い作品で申し訳ないのですが、この21話にこの作品のメッセージを込めたつもりです。

    >マークとの「間違い」
    これも色々な価値観があり、どこからが間違いであるのか、分かれる点かと思います(法的には決まっていますが)。
    藍子の意識の場合は夫からの愛情を感じられなかったという点も関係してくるかと思います(もしそうでなければ、他の男性と2人でお茶したり、好意を持った段階で罪悪感を抱くかもしれません)。
    恐らく、マークへの好意を相手に認識させ次に進む事を確認したバーでの会話からあの夜の事かなと想定しています。

    編集済
  • 第20話 魔法瓶 への応援コメント

    >優斗が成人するまで守り続けなければならない

    このセリフで、藍子自身の最終的な答えは出ているように思えますね。
    ひたすら道を真っ直ぐ歩いているだけでは辿り着かない思いや考えに至るのは大事なことでしょうけれど、そのために捧げるものが重すぎないことを願わずにはいられません。

    障害があるほど恋は燃え上がる……みたいなことも聞きます。
    最後の一文、どうして悟られたくないのか、いろいろ考えられますが、今後の展開を楽しみにしています。

    作者からの返信

    夏井涼さま

    コメントありがとうございます。
    育った環境や気質などにより自己犠牲を強いられ、それが自分本来の性格であるかのように生きてきた人間が、思春期や中年期に鬱や何かしらの問題を起こすケースを見聞きする事が多く、そこから着想したテーマなのです。

    今週前半は体調不良で読みにいけませんでしたが、またお邪魔させて頂きますね。
    異世界もの初心者の私でも、夏井さまの作品は感情移入しやすく楽しみながら読んでおります。

  • 第10話 散歩への応援コメント

    多分、ここまでの関係で止める事が、実は一番楽しくて素敵だったと思う気がします。マークが両親の店への理解を深めたくだり、とても素晴らしいと感じました。人としてのスタンスがとても謙虚で素直で美しいですね( ;∀;)

    作者からの返信

    福山典雅さま

    コメントありがとうございます。

    そうですね、この関係であれば歳の離れた友人といえますものね。
    マークは、家督を継ぐ者として様々な葛藤があったようです。

    福山さまの作品、作品ごとにがらりと表情が変わって素敵です。またお邪魔いたしますね!


  • 編集済

    第19話 カワセミ への応援コメント

    結局は藍子の心の問題であって、藍子自身、マークに入れ込んでいるという風でもないんですよね。
    仮に藍子の心がある程度満たされている状態で、ベンチに座るマークを見つけていたとしたら、きっと同じ展開ににはならないように思います。
    そんなの当たり前だろと言われるかも知れませんが、そここそが大事なポイントだと個人的には感じています。
    つまり、マークは藍子の心が変化していくための触媒のような、そんな感じがして仕方ありません。
    各章が「起承転結」に相当するとしたら現在は「転」なわけですが、早く「結」を見たいような、まだまだ終わって欲しくないような、複雑な気持ちですね。
    あーでも、今物語のどの辺りとかは言わないでくださいね(汗)、それも含めて楽しませていただいています。

    「青いつばめ」というタイトルが最終的にどう回収されていくのかについても、興味深く追っていきたいです。

    それにしても……高尾山かあ。
    何やらひと波乱ありそうで、ドキドキが止まりません。

    作者からの返信

    夏井涼さま

    >つまり、マークは藍子の心が変化していくための触媒のような、そんな感じがして仕方ありません。

    はい、ご明察の通りでございます。勿論、藍子自身にそのような意図があったわけではありませんが……。

    私自身、読書中にメタファー(隠喩)を見つけ自分なりに解釈するのが好きです(たとえ作者の意図と違ったとしても)。
    拙作でもメタファーを考えるのが書く楽しみの一つになっております。

    いつも丁寧に読んで下さり、ありがとうございます。
    高尾山……楽しみにしてくださいませ。

  • 第18話 ごみ袋への応援コメント

    一生懸命、理性を利かせようとしているのに、寂しそうなマークの笑顔や健吾のこと、母親からの圧のようなものなんかが、藍子の心を押し流そうとしている……みたいな感じなのでしょうか。

    藍子が不安定になりつつあるのがよく分かりますが、マークは一体何を考えているんですかね。
    帰国する前の、ちょっとしたアバンチュールぐらいの認識なのかなあ……。

    作者からの返信

    夏井涼さま

    コメントありがとうございます!

    はい、藍子は今まで見ないように蓋をしていた感情に気づいてしまって以来、不安定になっているようです…。

    マーク、若いですからねぇ。
    若い頃って年上の異性に憧れる事がありますが、不倫の上なかなかの歳の差ですから…
    どうなるのか、見守って頂けましたら嬉しいです。

  • 第17話 視線 への応援コメント

    壁に耳あり……ではありませんが、とかく秘密というものは漏れやすいもの。
    おまけに、やましいことがあれば同じ物事に対しても受け取り方が全く異なってきます。
    それが不自然さを生み、さらに漏れやすくなる……ビジネスライクに割り切れればうまく繕えるのかも知れませんけれど、藍子はそういうタイプではないように思えます。
    今はまだ引き返す気もない様子の藍子は、恐らくいつかは行いの対価を支払わねばならない時が来るでしょうね。
    注意深く追っていきたいと思います。

    作者からの返信

    夏井さま

    コメントありがとうございます。また、先日は素敵なレビューを書いて下さり、感動と感謝で胸が一杯になりました。

    私も素敵な作品を拝読すると、レビューを書いてみたいと思うのですが、なかなか敷居が高く(既に素敵なレビューがある作品は特に)感じて…。
    夏井さまは他のレビューも素晴らしくて、そういった意味でも勉強させて頂いています。

    17話の方は、そうですね、やはり想い合っている男女特有の空気感や不自然さに、気づく人っているものですよね…。
    もうすぐマークは帰国するのでどうなるか…見守って頂けましたら幸いです。

    また夏井さまワールドに浸りにお伺いいたしますね。

  • 第7話 秘密  への応援コメント

    第一章拝読させて頂きました。とても面白かったです。
    地の文のバランスが良くて、軽くマッサージを受けている様な心地よさでした。時折混ざる一言が文脈のアクセントとなり、筆者様の主張が垣間見えて楽しかったです。
    女性同士の会話では独特の距離感を持つ主人公の性格が反映され、穏やかで出過ぎないタイプながら、さらりと違和感を感じさせる本音を出せる事から、自我の強さゆえの孤独さを醸し出し、たまたま日常にアジャストしているだけでしかない彼女の危うさを感じました。恐らく物語が進むにつれ、その個性の出し方がポイントになるかと想像致しました。
    ピーキーなレディコミの様な展開でなく、トリッガーとなる激しいストレスもない、そんな日常に埋もれた異性への微かでしめやかな想い。それは若い女性よりも遥かに敏感で繊細だと思います。さまざまな伏線ワードから、孤独で自己完結し秘密主義である彼女は何をこの先見出すのか、楽しみにさせて頂きます( ;∀;)

    作者からの返信

    福山典雅さま

    たくさんお読み頂き、ありがとうございます。
    お褒めの言葉もとても嬉しいです。

    藍子の性格と危うさを的確に感じ取って下さって、嬉しく思います。
    青年期が終わり、中年期に差し掛かるこの時期に、積み重なっていた思いと共に自我がほころびていくさまを描こうと思った作品です。

    まだまだ表現力に稚拙な面がございますが、また読みにいらしてくれたら嬉しいです。

    コメントありがとうございました。

  • 第15話 小籠包  への応援コメント

    うう……何でしょうかね、この気持ちは。
    引き返してほしい、でも同情できる部分もある。
    でもきっと、決して幸せにはなれないような感じに、緊張感で鼓動が(汗)。

    汚れるだけで済めばいいんですけれど……。

    作者からの返信

    夏井さま

    ここの展開、読者をはらはらさせてしまいますよね…
    難しいシーンでしたが、最初から描きたかった場面でもあります。

    藍子を温かく見守ってくれて、ありがとうございます。

  • 第11話 ピアスの穴への応援コメント

    いちいち懐かしいというか……
    私も、二十歳くらいに美容整形外科でほくろを何個か焼いてもらいました。すごい痛手(出費)でしたが💦

    身体は自分のものだから取り繕いようがないし、私は自分のためにでしたが、藍子さんの心境はどこにあり、そしてどう広がっていくのか……

    日常に開いた穴。
    落ちる予感が、だんだんと近づいてきた気がしてきました。

    作者からの返信

    ほくろとりは、悪性腫瘍やメラノーマでないと保険効かないですものね💦
    私も経験アリです。

    自分の体を見るのは毎日のことだから、それで心が軽くなるなら…と思いますよね。

    日常に開いた穴を感じ取って下さりありがとうございます。

  • 第9話 司書の仕事 への応援コメント

    春香様

    懐かしい。大学図書館の雰囲気を思い出しました。
    昔々に、司書さんになりたかった時期もあるのですが、
    いつのまにかぜんぜん違うことに笑

    「学生の夢を応援したくて」という内山さんの理由は、
    なんだか凛としていますね(まだ彼女の内面は知らないのですけど)。

    二章の続き、楽しみにしています。

    作者からの返信

    西奈りゆ様、司書さんになりたいと思われた時期があったのですね。

    私も本が好きな為考えた事はあるのですが、性格が静かな方ではないので、なんとなく合わないかなと思い…やはりぜんぜん違うことになりました笑

    いつも丁寧に読んで下さりありがとうございます。

  • 第2話 失くしたもの への応援コメント

    応援ありがとうございました😊

    しっとりした、洒脱な感じの文体が素敵だと思いました。
    展開にすごく期待するような、小説読む面白さの既視感?みたいな懐かしさ?も感じたです。

    ボクもバラエティに富んだ短編書いてますから、また読んで感想くださいネ💕

    作者からの返信

    温かいお言葉ありがとうございます。

    「谷崎潤一郎の女性崇拝」の文面もまさに近代日本文学の評論を読んでいるような懐かしく味わい深い文体でした。
    「細雪」のたおやかな女性、私も惹かれます。

    短編小説を沢山書かれているのですね。今度ゆっくりお邪魔させて頂きますね。

    コメントありがとうございました。

  • 第4話 想像と現実への応援コメント

    春香様

    >その時まで知らなかったのだ、何も考えない時間を持っている人間がいるということを。

    本当に、そうですよね。
    この一文に凝縮されたものの大きさに、
    何かを代弁してもらえたような気持で、感じ入るところです。

    物語の感性が好きです。
    連載、楽しみにしています。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    この部分、おそらくものを書く人間でしたら、一度は感じた事があるのではないかなと思うのです。

    共感して頂き、嬉しく思います。
    西奈りゆ様の作品での言葉の紡ぎ方、とても素敵です。またじっくり読ませて頂きますね。

    ありがとうございました。

  • 第3話 月のピアスへの応援コメント

    もしかすると
    「沢田さんは全体を見られる立場だから」
    は、
    「藤木さんは全体を見られる立場だから」
    でしょうか?

    作者からの返信

    ご指摘ありがとうございます!
    早速修正させて頂きましたm(_ _)m

    hekisei様の作品、少し読ませて頂き、これは時間のある時にじっくり読みたい!と思いフォロー致しましたので、来て下さって嬉しいです。

    ありがとうございました。