The RETAKE War

瑪瑙 宰

プロローグ

 子どもの頃から、よく同じ夢を見るんだ。

 大きくなった僕は知らない所にいて、知らない人が周りでたくさん戦っている。

 そのうち僕は、一人の鋭い目をした男の人に殺されるんだ。

 そして、決まってそこで目が覚める。


 初めは怖かった。

 汗びっしょりで飛び起きて、たった今かき切られた自分の首を必死に触った。

 なんだか、単なる夢ではないような気がしていた。


 僕の疑問は三つ。

 僕はなぜ戦っているのか。

 なぜいつも同じ夢ばかり見るのか。

 そして、僕を殺し続けている男は一体誰なのか。


 長年に渡る疑問は、僕が16の時に解消されることになる。

 そして18になった今、僕たちは、自国の政府へ戦いを挑む。


 これは僕たちの、自由を手にするための、革命の物語。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る