第8話みんなと違うんだ!

いよいよ三ヶ月程遅れての登校になった。

担任の先生は麻生さんという女の先生で隣の席は女の子だった。

話しかけてくれたけど、満足に返事できなかったようにおもう。

学校では義足をつけて松葉杖で歩行していた。

その頃、トイレに行くのがめんどくさいのと恥ずかしいのとで

学校のトイレは使わなかった。

隣に居た女の子のお陰もあって女の子には話しかけて貰うように

なってた、でも男子からは遠巻きにされて友達もできなっかた。

トイレも慣れてきて1人で行けるようになった頃、休憩時間に

トイレに行くと三人ぐらいトイレの入口を塞ぐように溜まっていた。

いきなり「お前○ん○ん付いてんの?」

と聞いてきた。俺「付いてるよ。」

トイレに入って小をしようと便器の前へ、すると!

俺の後ろに三人が横並びに並んだ?

小をし始めたら、後ろの2人が俺を便器から剥がした!

俺「馬鹿野郎トイレ汚れちゃうよ」

前に居た一人は慌ててよけた。

すると!「汚ぇ。」

そう言って外に出て行った。

(こいつらは馬鹿か、何が面白いんだ?)

学校が終わると母親か父親が迎えに来てくれていた。

家に帰って義足を外して松葉杖でいた。

学校での出来事は家では話すことはなかった。

両親は商売をしていて、いつも家に居た。

兄妹は年子の弟と5歳下の妹がいる。

妹はまだヨチヨチ歩きで、炬燵台に掴まって歩いてにた!

次の日も学校に行くと違うグループが同じ事をやってきた1

(ホントこいつら馬鹿しかいないの?)

そんな事を考えてると、自分も病院でどうなってるのか気になって

冒険したことを思い出した。

同学年は自分の好奇心が先で、人のことはお構いなしなんだと!

それからは、いじめられているのに相手をどこか見下していた。

そんな考え方が見透かされていたのだろう。

小学校6年間友達と呼べるような人は出来なかった。

夏頃

遠足が有った、なにも解らず列の後ろに並んで歩き出した?

なんとか着いていこうと頑張って歩き出した。

すると!自転車に乗った男の人が自分の脇に止まって自分を自転車の

後ろに載せて松葉杖を前の籠に。

歩いていた何人かが

「良いなぁ僕も乗りたい!一人だけずるいなぁ」と言うような事を

言っていた。

(恥ずかしかった事を覚えてる。その時に歩けるようにしないといけないと

思った。)

























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