スキル初使用


色々と考えてみたけど

結局やる事は冒険者登録をして自分でもこなせる依頼を

やってお金を稼ぐしかない。

と、いう結論になり次はスキルを試してみる事にした。


スキルは心の中で念じたら使えるらしいので

早速試してみよう。


(見る!)


目の前にある簡素なベットに向かってスキルを使ってみる。


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木のボロいベット

耐久度:15

ーーーーーーーーーー


「物を見ると名前と耐久度が見れるのかな?

他の物にも試してみようか。」


それから目につく物をひたすら見て行った。

部屋の中で見てない物はなくなったので部屋の外の物も

見ていくことにする。


物ばかり見ていたが

表記が違うものを見つけた。


ーーーーーーーーーー

木と金属の万年筆

耐久度:30

ごく少量だが金属に魔鉄が含まれている。

ーーーーーーーーーー


(魔鉄⁉

普通に暮らしてたら手に入らないくらい貴重な金属じゃないか!)


万年筆をもってマイさんに聞いてみる。


「マイさん、この万年筆ってどうしたの?」


「いつもの商店でまとめ買いした安物よ!

欲しいならあげる!」


「ありがとう!」


孤児院の中に万年筆はいっぱいあるけど

魔鉄が含まれている万年筆はこれだけだった。


(魔鉄か…

鍛冶屋に持っていったら売れないかな?)


「ちょっと出かけてくるね!」


そう声をかけて万年筆片手に孤児院を飛び出し

鍛冶屋を目指す。

まあ、孤児院から歩いてすぐの所にあるんだけどね。

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