恐る恐る水晶に手をかざすと水晶が光って

文字が浮かんできた。

ビビりながらも水晶に浮かんできた文字を読むと

『見る』と書いてある。

(見る？なんだそれ

やっぱりハズレスキルだったか。)

期待してしまった分落胆しながらギルド職員に結果を報告する。

「スキルは『見る』でした…」

「見る、ですか？

聞いたことないですね。」

「やっぱりハズレスキルですよね」

「聞いたことないので判断できませんがおそらくははずれスキルに

分類されるかと思います。」

「わかりました。

ありがとうございます。」

職員にお礼を言って会議室を出る。

(はあ、マイさんになんていえばいいんだろう。

孤児院の穀潰しが1人増えてしまった…)

ギルドからの帰り道は余程酷い顔をしていたのか

「おう、クリス鑑定終わったのか。

結果は言わなくて大丈夫だぞ。

これ持ってけ！」

って感じで色んなお店の人から同情で食べ物とかを貰った。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい