スキル鑑定3
会議室の前に行くと人数がかなり減っていた。
鑑定は思ったよりも早く終わるみたいだな
一番人の少ない列に並んで鑑定を待つ。
スキルとは神に授けられる物の他に自分で鍛えて
習得することも出来るらしいが授かったスキルを
確かめるにはスキル鑑定を受けなければならない。
そもそも後天的にスキルを獲得するにはものすごい時間を
修練にあてないといけないから普通の人には無理らしいが。
神から授かるスキルがハズレだと大体冒険者を諦めて
鉱山とか工事現場で力仕事をするしかなくなる。
女の人の場合だと娼館とか飲み屋で仕事する人が大体だ。
そんなことを考えていると自分の番が来てしまった。
いいスキルになるわけがないなんて思いつつも期待してしまうのが
人間の性なんだろうか。
会議室の中にはギルドの職員が1人テーブルについていた。
テーブルの上には両手に収まらないくらいの大きさの水晶玉。
「失礼します。
スキル鑑定を受けに来ましたクリスです。
お願いします。」
「はい。
ではテーブルの上にある水晶玉に手をかざしてください。
水晶玉に浮かんできた文字があなたのスキルになります。」
(いいスキルじゃなくてもいい、せめて普通に使えるスキルこい!)
恐る恐る水晶に手をかざすと水晶が光って
文字が浮かんできた。
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