第4話 始まり

いつからだっけ?

彼じゆんと出逢ったのはもうずっと前になる。

ひとつの携帯ゲームで二人は出逢った。

あの頃のあたしは蔓延したコロナのせいで外での楽しみを奪われ

ほぼ強制的に部屋に囚われ一人の時間を持て余していた。

ポチポチと携帯をいじる‥‥

簡単なパズルが映し出される。 何気なくインストール

ん?

「なんだこれパズルじゃないじゃん」

いつもなら直ぐに消してしまうとこなのに、この時は暇を持て余していたせいか

ポチポチと分からない中ゲームを進めていた。

彼との出逢いがあることも知らず…

あたしはこのゲームを始めたんだ。

ゲームを開くと

広い場所にポツンとあたしの家?

ああ~避難所(CC)つて言うのか…

仲間を作るらしい

よく分からないがギルドヘ入った。ギルドとはチームメイトみたいなものだ。


一緒にギャザーをしようとしたが距離が離れすぎて出来ない。

地図を見ると‥…… 確かに端と端にいるようだ。

「ん~?  どうしよっか」

あっ!  アイテム発見 ワープができるらしい。

ポチっと…… わぁ~飛んだ

ポチポチ……… 近くなつたり遠くなつたり

一体いつになったら辿りつけるのか…。

直ぐ先に避難所が固まつている。

ここに入れてもらおうかしら?   入れて貰っちゃおう

あたしは早速マスターの雨さんにメールをした。

あたしのアカウント名は【クレイジーロウ】

あたしを拾ってくれますか?

雨さんは快く迎え入れてくれた。

「ロウさんここに来て これ使うと移動できるよ」

なんて優しいそんなアイテムもくれるのね。

端っこにちよこんと避難所を移動させた。 そこだと危ないかもと言うと

あたしの隣へ来てくれた。反対側にはここで一番強いPetさんが…

守つてもらつているようで嬉しかった。

ギルドの名前は【ill】

あたしはillと言うギルドで仲間ができた。  皆明るくて優しい人達だ。

彼に出逢うのはまだ先…

今彼は何処にいるんだろう

暇つぶしと思つていたのに…

いつの間にかゲームが忙しい(>_<)

雨さんに「新しく入られる方のフォローお願いできます?」

よく分かりもしないのに「は~い」… 何返事してんだろ

海外の方も仲間に…

国ルールに採取のいざこざ

伝えるのも解ってもらうのも大変!

なかなか ちょっとのニュアンスが伝わらない……言葉って大事だな

まっ 中には日本人なのに難しい方もいる。

手を焼いたのは、わがままボーイのGACKT=がつくん

俺なんて居ない方が…  俺なんて皆のお荷物だし…

なんてネガティブなんだろう。 立ち直らせるのに二日間にも及ぶ事も

なんてバタバタしてるうちに 『募集官』になっていた。

募集宮?


あちこちに一人でいる方(以前のあたしみたいな)に声をかけて仲間になってもらう。

他のギルドから遊びに来る方の接客・誘導・フォローなどが役目らしい。

できるのか……

雨さんは軽く「ロウさんよろしくね」

「は~い」どの口が返事してるのか…… こうしてあたしは募集官になつた。

雨さんに言われた通り言葉使いは丁寧に

優しく穏やかに……

ほんとはガサツで ざつくばらんなのになあ~

人の出入りも多くなつていた。  仲間となっても他国へ移民していく人

ゲームを止めてしまう人

また反対に他国からillヘギルドみんなで移民して来たり

気づくとillは大所帯へと変わつていつた。


ある時 姉妹ギルドと言うilLからなでしこさんが遊びに

いつの間に姉妹ギルドが出来たんだ?

「ロウさんよろしくお願いしま~す(o^―^o)

明るくパワフルが第一印象だつた。 大学生らしい

話していても伝わってきたが……  若いなぁ そりゃ元気なはずだ(笑)

嵐のように現れてあっという間の一週間  彼女はilLへ帰っていった。

やたら人懐っこくて可愛い方だった

その後もilLからは何人かの人が遊びにこられた。

ilLにはスナックなるものがあり、わちゃわちゃと賑わっているとか

なんだか楽しい話でチヤットが賑やかになっていく

あたしは、もっばら皆の話を聞いているだけだったが声を出して笑っちゃう事が増え

気づくと、このillがゲームが楽しくなつていた。


募集官をしているくせにレオさんがいつやって来たのか……

あすかのお顔をしているレオさん……

そのレオさんからのメール

ギフトコードが送られてきたのでちよっとびつくりした。

それまで全然絡みがなかったから

プレゼントにアイテムがもらえるギフトコード

優しい方だな……

ありがとうのメールを返信!

これがきっかけでレオさんとメールで話すようになる。

官職3人にコードを送ったが返信したのは、あたしだけだったらしい


【レオ(じゅん)】

ポチポチと携帯をいじる‥‥

簡単なパズルが映し出される。 何気なくインストール

ん?

「なんだこれパズルじゃないじゃん」

いつもなら直ぐに消してしまうとこなのに、この時は暇を持て余していたせいか

ポチポチと分からない中ゲームを進めていた。

彼女との出逢いがあることも知らず… とまったく同じ アハハハ 気が合う~


でも 俺の場合は辞めようと思っていた 大学の友達なでしこに

辞める気なら「少し付き合ってillギルドへ移民して」と 

なぜ、なでしこがマスターをしているilLではなくillなのか疑問だったが

「姉妹ギルドがどうのこうの」と言ってたが辞める気だったので ま、いいかと


illギルドへ移民した。

募集官をしているくせにレオさんがいつやって来たのか……と言ってたが

illはどうのこうのと丁寧に説明してくれたのはロウさんだった

同時期にハングル雨三兄弟も入所してきたのでそちらを重点的にも説明していので

影が薄かったのかなぁ それにしても外国の人と対応してて才女だなぁと思ったけ


そうこうしている内 前ギルドメンバーからギフトコードが送られてきたので

官職3人にコードを送った 

そうしたら丁寧にロウさんから返信がきた。これがきっかけになるなんて


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