第11話 バスケット協会と最強の安売り
バスケット協会では、最強のレジェンズを発表し、月刊誌で寄付金を集めたりしていた。
特に、最強のレジェンズが公表されるときは飛ぶように売れたという。
最強のレジェンズに登録される選手は賄賂を送っているという噂もある。
バスケット協会で最強のレジェンズを決める時、上の人間がまともなら、その評価は適切となるだろう。
「従って、最強のレジェンズは『上杉 芯』と『桜井 隼人』であると、この2人の選手の発表は表紙にも『今回の最強は2人!!?』になり、注目度も集まるでしょう。最高のビジネスになるかと?」
早速、2人が話題に上がる。
このように、バスケット協会は腐りに腐っていた。
「いやいや、私は『氷川 翔』を推しますよ。氷川の親は金持ちで強欲と聞きます。最強の称号は意地でもほしいでしょうね。彼に最強を決めるのに、悩んでいると伝えれば、巨額の富を得られるかもしれん。そして、宣伝にも貢献してくれるだろう。悪人は名誉を欲しがる無能、逆に、上杉や桜井は財力が乏しい。インパクトは残せるが、世間の評判はいまいち、故に、氷川に相談を持ちかけてはどうかと提案します。」
ビジネスとなれば、楽な方に流れるクズが多い。
世の中、流れに任せて生きている無能は余りにも多く、忠義だとか、正義だとかも無能はわからない。
楽して流れ、筋トレをして努力した気になる猿、動画でバズりを狙ってくだらないところに金を流す三流金持ち、そう、世の中はそういう猿で溢れかえっている。
そして、衰退や傾国を招くのがお前らである。
だが、そんなバスケット協会にも真を貫くものがいた。
「馬鹿な!!? 上杉や桜井と同じように、もう一人、最強候補の1年生がいるではありませんか!!?」
そう、上杉や桜井だけではなく、全試合200点を取り、敵を無得点で押さえつける化け物が存在していた。
その名前こそ………
「『毛利 薫』です!! 彼は敵にレジェンズクラスがいるにも関わらず、ベンチから指示するだけで敵を無得点に抑え、凡人選手に200点も取らせる知略があります。どうして、毛利を最強だと言わないのですか!!? 金に流されていては、『馬鹿と煙が統治し、国は傾国を辿ります』!! なぜ、それがわからないんですか? あなた達も馬鹿か煙なのですか!!?」
そう、眼の前の金に踊らされるのが馬鹿と煙で、実力者ではない。
猿の王様だ。
どれだけ肩書が立派でも実力がなければ肩書だけの猿だ。
作品も実力がなければ、盗作する猿を上に上げる。
日本のアニメも海外のアニメと比較すると実に稚拙である。
そこに科学も研究も存在しない。
そして、何より、『力に溺れている』。
困ったら、より強い力で解決、それが『無能』なお前らだ!!
「確かに、毛利は天才だ。 だが、その才能に嫉妬する馬鹿と煙は多い。毛利には気の毒だが、その馬鹿と煙から金を巻き上げようではないか? それこそが、『正義』であろう?」
それに対して、彼はこう返した。
「正義? 正義という字がどのようにしてできたかもわからんゴミなお前らが、巻き上げた金をすべて毛利に寄付するわけでもないだろう!!? それで寄付するなら間違いなく『正義』だ!! お前らは私服を肥やしてる豚野郎ではないか!!? 戦うことも寄付することもしないで無能なお前らの腹だけが肥えていく。それが無駄遣いなのだ!!」
そう、馬鹿から金を巻き上げるのはいいが、それは毛利に寄付すべき金となる。
しかし、無能なお前らはそれもしない。
「毛利が迫害を受け、忠誠を見失えば、逃がした魚はでかい!! 毛利の知力は世界を飲み込む程ですよ!!」
先行投資、実力者に投資すること、それが最も経済を発展させる。
無能な猿の腹が超えるだけでは意味がない。
研究などに巨額の金を使ったほうが有意義である。
それができないものに問うなら、なぜ、腹を肥やすだけなのか?
筋トレだけしてる猿の頭はなぜ空っぽなのか?
そう、結局、無能は『頭』がダメなのだ。
「まぁまぁ、とりあえず、『氷川 翔』の話をもう少し使用ではないか? 氷川 翔の強さの秘密には『エンドカンナビノイドシステム』というものもある。従って、彼の神速自体がマラソンの低速状態と言える可能性もある。それを取材しに行こうではないか?」
無能共は論点を反らし始める。
正しいことをしないで生きている人間様は多い。
税金で生きてるゴミは不景気なのに増税が決まったことにすら、歓喜している阿呆しか居ない。
そう、それが無能なお前らなのだ。
そして、税金を貰って生きている阿呆共も今では老後にブラック企業送り、無能が招いたこと、介護で働く阿呆も老害のゴミ捨て場で仕事をしているが、彼らの頭の悪さには驚かされる。
ゴミが集まる終着点だともわかっていない。
介護の阿呆共が老害を殺害するならまだマシだろう。
そこで真っ当に働くのは無能の何者でもない。
彼らの将来は無論、ボロ雑巾のような人生だろう。
お似合いだ。
風俗で働いてる人間もそれと同じと言える。
ここまで書いても理解できないのが無能であるが、バスケット協会は氷川の取材へと向かった。
「―――なるほど、では、いくら出せば、うちの翔を最強にしてくれますか?」
早速、食いついたのである。
「そうですね。余り、貰っても悪いのでとりあえず、200万くらいでどうですか?」
最強の称号が200万で買えるなら、三流頭脳の金持ちなら飛びつくだろう。
「500万出しましょう!!」
更に、そこから、宣伝活動も勝手に頑張ってくれるだろう。
バスケット協会は楽して儲かるというわけである。
「少し、安売りしすぎましたかね?」
これに対して、もう一人の豚が返す。
「いや、余り取りすぎても良くない。下手にたかれば恨みを買う。あとは、宣伝活動をしてくれるだろう。」
だが、バスケット協会の豚どもに誤算が生まれた。
それが『浅井 勇気』と言う男の存在である。
最強となったが故に、招かざる刺客を招いてしまった。
「―――はい? 氷川ですが?」
氷川の父親が出ると一瞬で突き飛ばされてしまう。
「氷川 翔を出せ!!」
氷川 翔はその男から尋常ではない気迫を感じ取る。
彼から流れ出ている気は異常に速さを感じさせてくる。
人間ではない。
そう感じさせられた。
「無礼者め!!? いいだろう。貴様の無様な負けざまを動画に収めてやろう!!」
氷川の父が感情的になって勝負を勝手に決め進めた。
「待って!!? この人は只者ではない!!」
翔は冷静であったが氷川父は無能で感情的であり、力説ばかりするゴミ人間様であった。
「うるさい!! 貴様は自分の父親が侮辱されて何も思わないのか!!?」
己を棚に上げて力説、まるでお前らのようだ。
「でも、彼は普通じゃない!!?」
翔の説得を一括する。
「黙れ!! 親の言うことが聞けないのか!!?」
無能なクズ親ほど、こういうものである。
翔はこの時、本調子でもなかった。
「わ、わかったよ。父さん。」
気合を入れ直して覚悟を決める翔、しかし、気が散漫としていた。
理由は、環境が良くなさすぎるからだ。
休みだと思って、母親にこき使われてやっていたのだ。
故に、睡眠もまともに取れなかった。
「ふん、貴様がどんな状態でも俺の勝ちは変わらない。明日でもいいぞ? 最も、こんなゴミみたいな両親様では、関係ないだろうがな。」
翔はそれを聞いて少しは安心した。
「君は見る目があるみたいだね。いいよ。君の力を見せてもらう。その言葉が本当かどうか、見せてもらうよ。」
氷川 翔は浅井 勇気を案内した。
今、ここに幻の対決が明かされる。
「それじゃあ、始めようか………」
始まった刹那、氷川 翔が2点を奪い取った。
その速さに浅井は少し驚いた表情を見せてしまう。
クリスタルミニバスケット 飛翔鳳凰 @remon0602
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