ひとりきりっていいよね
基本的に一人でいることが好きだ。思いつきで行動しても誰にも迷惑かけないし、何をしようがしまいが全部自分で決められるし、喋らなくていいし、誰にも気を遣わなくていい。インターネット老人の方ならご存じかと思うが、ブリーフ&トランクスの曲でひとりのうたというのがあって、一時期これがあたしのテーマソングだと思っていた。
何の話かって言うとあたしは今猛烈に一人になりたい。誰にも関わらず気にされずいたい。誰もあたしのことを知らない街で生きたい。他人のことで思い悩みたくない。LINE返すのもめんどくさい。具体的に何か嫌なことがあったわけでもないが、たまにそういう衝動がやってくる時があってそれが今。仕事ではどうしたって人と関わらなきゃいけないんだから、オフの時くらい完全に一人でいたい。
かといって本当に一人になる勇気もない。孤独がいいなんて中二病みたいなことをほざいて浅瀬でチピチピチャパチャパやって飽きたら戻ってくるだけ。心が弱いから。1人が好きなくせにあんまり他人にほっとかれすぎるとさみしくなっちゃうめんどくさい人間だから。
こういうとこが人と深くかかわるのに向いてねえなと思う。かまって!とほっといて!を反復横跳びしてるから、いちいち他人を付き合わせてしまうのは申し訳なく感じるし、迷惑かけるくらいだったら一人で寂しさに耐えていた方がマシ。
と言いつつも、誰かに分かってほしいと思う自分がいることを否定できない。「誰にも分かってもらえない自分」であることが一つのアイデンティティというか拠り所でありながら、それでも自分の全部を理解してくれる人がいるかもしれないという希望を捨てきれずにいる。
ここでこうやって書き散らかしてるのだってそうだ。知っている人に打ち明けるとなるとそんな勇気はないくせに、どこの誰とも分からない人に見てもらって多少なりとも共感してもらいたいとか自分のことを認めてもらいたいとか、そういう欲求を満たしたくて書いてる。
自分の中にそういう矛盾した欲求が同時に存在していることがもうめんどくさい。心がふたつある~!状態。最近はようやくその状態を受け止めて、あらあたしってばほんと感情豊かでおもしろい女ね、と思えるようになってきたが、それでもめんどくさいものはめんどくさいのだ。
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