43話R18
知って欲しいから。
こわがらないで欲しいから。
くちゅくちゅ、先からとめどなく滲む体液を使ってしごく。
自身がつられ興奮していくのを、堪える。
こわがらせたくない。
苦痛なぞ、与えたくない。
だからウトゥはつとめて優しく問いかける。
「きもちわるいか?」
「…はぁぁ…きもちぃー、よぉ…」
「こわいことなど、なにもせぬ、此方に委ねよ」
「ぁ、ぁっあっ」
うんこわくないよ?
身体が熱いだけ。
ドキドキがすごいだけ。
分身がどくどくしてるだけ。
気持ちいい。
翔颯の頭の中は快楽でいっぱいだった。
そこを触っても何ともかんじない。
むしろ触るの、見るの、こわかった。
変だから嫌だった。
だから、そこ、触られて、こんな気持ちが良いなんて。
きえていく。
触るの怖い。
見るの怖い。
変で嫌だ。
はじめて味わう快感で、あっさり消えていく。
こわくないきもちいい。
でも、きもちよくてちょっとこわい。
でも、やめないで、ほしい。
翔颯は涙を滲ませながら目で訴えて、ウトゥは同意するよに口付ける。
ぷちゅって、きこえた。
くちゅ、くちゅ、してる。
どくどくがつよくなって。
ずくずく、しだす。
そしたら急に、集まったのがもれようとしだす。
意識もそのことばっかに集中しちゃう。
熱い下腹部、もっと下のほうから、なにかくる。
でようと、して、くる。
「うとっ、なんか、でる、きてるぅ」
何か出そうで出そうで出そうなのが気持ち良い。
これだいじょうぶ?
へんじゃない?
ウトゥ教えて?
「案ずるな…出してよい」
問いの答えが、 声が、頭に耳に体に響いた。
側頭部、頬と首筋に、いっぱいキスされる。
よさを与えてくれる指、とまらない。
翔颯は全身落ち着かなくて熱くって気持ち良くて、甲高い声が涎と一緒に口から出てく。
そして分身の先から出る。
とてもじゃないけど抑えられないから。
だって、言葉と指とキスで出していいって促されるから。
じゃあ、じゃあ、じゃあって翔颯。
我慢、しなかった。
「ッァ、あ、ぁあっ!……でたぁ、なんか、でたよぉうとぅでたよぉ」
ぴゃって分身の先から何か出た。
それと同時に頭の中ぱーんってなった。
自分が出てったような感覚だった。
でたものは液体のようで、それがお腹にかかる。
荒ぶってた呼吸も、どきどきしすぎている心臓も、出た感覚も、全部へんな感じできもち、いい。
そして、出すの気持ち良かった。
一瞬だったからなおの事、そう感じられた。
いじられてるのよかったけど、出すほうが良い好きもっとしたい。
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