第31話 盗賊団の処分

「馬上の女二人が主人か? 通行税にそこの女達を置いて行け、代わりに金貨100枚でも良いぜ!ひっひ」


「無礼者!! 私達はご主人様に使えるメイド!」

「そちらのお方達の貴族章を見ろ! 無礼討ちされても文句は言えんぞ!!」

「…き、貴族の集団? 後腐れなく皆殺し…」

 盗賊の親分に最後まで言わせず、飛び出したデイダが首を落としていた。

「言い忘れだが、僕達特級冒険者でもある」

 言いながら二人の首を落としていた。

「生きて捕らえると連れて行く手間がかかる、全員無礼討ちにする!」

 僕の宣言で皆が飛び出した、瞬間制圧終了してた。

「こいつらゴブリンより弱かった」

 流石リタ尋問用に一人捕らえていた。

 村長の娘とは言え、過酷なゲンカイ村育ち、尋問では無く拷問してる。

「そう? 素直に話してくれたら命は助かるかも…また黙り?」

「ギャッ!」押さえ込んだ盗賊の指を切り落としてる。

「言う! アジトはそこの森の中だ」

「残ってるの何人?」「…」

「何本指が残るかしら?」「ギャッギャッ!!止めてくれぇ! 言う!」


 盗賊の持ち物回収した皆が面白そうに見てる。

 悪い大人は容赦せん、過酷な育ちの僕達共通の思い、リタの行動は意外だけど、僕も面白く感じた。

 あ~あ、リタは結局尋問が終った盗賊切り殺した。


「男爵様、盗賊のアジトを襲撃して殲滅して来ます」

「気をつけるのだぞ! アラン達なら昼寝しながらでも出来そうだが…」

 男爵様の護衛にリツとケイを残し、僕達は森に駆け込んだ。


 ナオが盗賊の通り道が分かるようで「こっちがアジト」と言って先頭を行く。


 捕虜(死体になったが)が言ってた洞窟が見えた。

「私が調べて来る」

 止める間も無く、ナオが洞窟に駆け込んだ。



「制圧終了」

「もう済んだの?」

「弱かった」

「そう? 皆乗り込んで盗賊のお宝回収!!」

「アラン、捕虜女性二人居た」


 洞窟内は松明無しで見渡せる、奥に行くほど明るくなる。

 洞窟を抜けて理由が分かった。

 切り立ったがけに囲まれた盆地が盗賊のアジトだった。

 10人の盗賊が死骸になって転がってる。


 丸木小屋と謂うか山小屋が30軒あった。

 収納の大小はあるが皆マジックバッグを持ってる、お宝回収は任せて捕虜女性の小屋にナオと向かう。

 親分の家だろう一番大きい小屋に捕虜女性が居た。


 二人の女性は身を寄せ合ってふるえて居る。

「怖がる事は無い、僕はアラン准男爵、助けに来た! 盗賊団40人は皆殺しにした! もう安全だよ」


「助けて頂いてありがとうございます! 失礼な態度お許し下さい」

「気にしないで、恐かったでしょう、僕達と居れば安全だよ」

「私達はこのお方、アラン准男爵にして特級冒険者がリーダー、全員貴族で特級冒険者と上級冒険者のアランパーティーメンバーよ」

 ナオが雄弁に話してる。

「特級冒険者に上級冒険者グループ? 凄い!! 私イズは中級3等の冒険者」

「私も中級3等冒険者でレノマと言います、凄いお方に助けて頂いて感激です!!」


 二人は商人の護衛中盗賊団に襲われ、商人は殺され二人は慰み者として捕らえられたそう、昨日の事で幸いまだ何もされて居ないとか、僕達の通行が明日だったらヤバかっただろう。

 取り上げられた武器は部屋の隅に転がされて居た。

 二人の防具は僕達より立派だった。

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