第29話 再び男爵様に呼ばれた
男爵邸に知らせたようで、羊さんが書状を持って来た。
書状には『明日10時に来るように』と書かれていた。
クレイジーベアを担いで走ったので、流石に皆疲れてる。
ギルドマスターが何か話したそうだったが、屋敷に帰った。
「「「お帰りなさいませ! ご主人様」」」
バンチャ達が声を揃えて迎えてくれた。
何か偉くなったようで、気分が良い。
夕食、今日の主菜はボア肉揚げ、パン屑をまぶし油で煮た物、物凄く旨かった。
この料理は勝利の縁起物だとか、お貴族様め! 良いもの食いやがって!! ……僕も貴族だった。
お風呂に入り、ベッドで金のタグを眺め物思いにふけりニマニマしながら寝た。
目が覚めた、まだ外は
「誰も達成し得なかった特級冒険者に僕はなった、それも一気に僕達4人も……これからアランパーティーはどうなるのだろう……」
嬉しさ一杯で寝たが、冷静になり改めて考えると不安で一杯になった。
「お早うございますご主人様! 朝食が出来て居ります」
薄桃色メイド服のメイが知らせに来た。
二人のメイド、水色メイド服のリンと薄桃色メイド服メイは双子だそうで顔の見分けがつき
「ありがとう、食べに行く」
二人で手分けして皆を起こして回ってるようだ。
「メイ、メイド増員した方が良い? 二人では大変でしょう」
「いえ、二人で十分です、メイドより庭師兼雑用人と御者を雇われては? 車庫に馬車があります、馬はいませんが」
「そう? 馬車が有るんだ! 考えておく助言ありがとう」
「どう致しまして、馬を購入はバンチャ執事にお命じ下さい、御者や庭師も執事に言えば人選します。
御者は馬の世話が殆どの仕事、無駄と思われましたら私達メイドもバンチャ執事も御者は出来ます」
「詳細説明ありがとう、優秀なんだね」
無口なメイドと思ってたけど、様子見だったんだな。
僕が頼り無い物知らずと分かって、積極的に助けようとしてくれてる、有り難いな。
朝食は腸詰めを焼き甘辛炒り玉子を添えた物と野菜を茹でた物に少し酸っぱいタレを掛けた物だった。
パンも焼き立てふっくらで旨い。
燻製肉かじって水で流し込む食事が遥か昔のよう……つい最近までの普通の食事だったのに。
食べるのに夢中になってた。
「皆聞いて、馬を購入しようと思う」
「車庫、馬車有った」「うん、馬車は有るけど馬がいない」
「馬世話御者出来る」
朝は一段とぶっきらぼうな話し方のナオ、馬の世話も御者も出来るのか。
「ナオ、大変だけど馬の世話と御者も頼める?」
「任せる良い」「馬を買うのどうすれば良いか知ってる?」「知ってる」
「じゃ、任せた! お金いくら?」「調べ申請」
「バンチャ、庭師兼雑用人の人選頼める?」「はっ! お任せ下さい」
ノンビリ腹一杯食べたのでもう8時半だ、準備急いで男爵邸に行かないと。
「領主男爵様より命じられて居ります! そのままお通り下さい」
僕らの顔を見ただけで門番が言った。
まだ9時だ、急ぐ事は無いが駆け足で行ってる。
ドア金を打ち下ろした。
セーバ羊さんがドアを開け応接室に案内してくれてる。
長椅子(ソファーって言うらしい)に座って、出されたお茶を飲んでいると、男爵様本人がやって来た。
「おっ? 金のタグは特級冒険者だね! 初の快挙我が男爵領から特級冒険者が出た! 祝に馬2頭を贈る。
特級冒険者4人に准男爵位を授与する! 上級冒険者5人に騎士爵位を授与する」
「「「「「「「「「慎んでお受け致します」」」」」」」」」
「ここから本題! 一月後王都でアランの男爵昇爵式が執り行われる事になった。
実は私も災害級魔物クレイジーベア2頭討伐の功績で子爵に昇爵される、君達のお陰だ! 感謝する」
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