第20話 「講和に応ずる。よきにはからえ」
出典:「シュヴァルツシルトⅠ」
聖銀河教皇国と開戦後、講和を打診した際のマジコ法王の返答より。
ジロ星団全域に多数の信者を抱える事実上の不可侵国家・聖銀河教皇国。
例え法王が信者の力を利用して隣国を傀儡国家に仕立て上げたり、他国の自治領を煽って独立させたり、あまつさえこちらの同盟国を騙し討ちの様な形で滅ぼしたりと、やりたい放題の腐れ外道ではあっても、耐え切れず戦端を開けば… 同盟諸国との外交関係は破綻し孤立化、国内は信者の反乱でたちまち麻痺状態に陥り、和平を請う事を余儀なくされる羽目に。
そのとどめが、この尊大で倣岸な、こちらの事を屁とも思わぬありがたい法王猊下の和平受諾の御言葉でした。
語句自体は平凡ではあるのですが、未だに見る度にその時の屈辱と怒りを思い出してしまう… まさに忘れえぬ台詞です。
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