第11話 「わしの立つのが当然である」

出典:「史記」



厲公が叔父の煬公を弑殺し、自らが宋国の君位についた時の台詞より。


まあ世の簒奪者諸氏は、大方同じ様な事を考えて挙に及んでいるとは思いますが… それでも大抵は表向き、なんだかんだ大義名分を掲げているかと思います。

そんな中、「理屈は不要、これが真理だ!」といわんばかりの直球の発言が、こうして史書に明記されている事例というのもなかなか得難い事かなと、ある種の清清しささえ感じつつ、妙に印象に残っております。



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