詩 世界が曲がった
仲仁へび(旧:離久)
詩 世界が曲がった
世界が曲がった
それと一緒に色々なものも曲がった
何が曲がったのか分からないけれど
日常だけは曲がらなかったようで
今日もみんなはいつも通りに生きている
どうやらそれは生きていくのに 支障はない故障
毎日をただ過ごす分には 変わりのない歪み
世界が曲がった
その結果
ちょっとだけイライラすることが多くなった
少しだけ誰かを嫌いになることが多くなった
何も変わらず正常に
私は生きている つもりだけども
確実になにかは曲がっている
心の中のどこかは曲がっている
世界が曲がった どうしようもなく
曲がる前には戻らない 曲がる前にはなおせない
「心の中に浮かんでくる罵詈雑言と悪態 嫌悪感 憎しみ」
「今までそんなこと、考えたこともなかったのに」
「ストーリー」
きっかけは些細な事だった。
人の世界が変わっていくのに、大したことなんて必要ない。
大切にされていると思っていた。
生きているだけで嬉しいと言われてきたから。
けれどある日先生が「自分一人じゃ動けないくせに、なにもできないくせに、なんで生きているんだ?」といっていたから。
私の世界は、丸ごと曲がった。
詩 世界が曲がった 仲仁へび(旧:離久) @howaito3032
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます