まさにボーイミーツガール!

微笑ましくも、思春期爆発な高校生のモノローグから始まる物語。
自分が学生だったことを思い出しながら読み進めていくと、6話であっと驚かされました。

痴漢からこんのさんを助けた〈あき〉と、〈あきちゃん〉と交友を深めていくこんのさん。

交互に繰り返されていく二人の心情描写がとても巧みで、物語の中にどんどん引き込まれていきます。
特に物語終盤の『A fairy-tale』は……言葉になりませんでした。
感情の発露の描写がとても美しく、あきの気持ちがとても伝わってきました。

個人的には思春期の性や悩みをしっかり描写されているところも凄いと思いました。
リアルだけど、嫌さがないんですね。
本当に等身大というか……キャラが生きてると感じました。

おすすめの作品です。
ぜひ、最後まで読んでみてください。

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