ハエ男 あとがき
皆さん、長らくお待たせいたしました。『超電人スリーセブン』第2話を公開いたしました。
今回から全話のラストに登場した新キャラクターの立風館 清麿(りっぷうかん・きよまろ)/超電人壱號機(イチゴウキ)が登場します。
清麿は平成(令和)ライダーで例えるなら、2号ライダーポジションに当たります。
変身後は壱號機なのに2号ライダー・・・・・・?橘○也/ギャ◯ンと同じなのは、偶然です。
2号ライダーと言えば、清麿の「若きエリート刑事」という点は『仮面ライダーW』の照井 竜を連想させますが、あちらが主人公と対立したり復讐心からライダーになったりとハードボイルドなキャラクターでしたが、清麿は差別化を図って『相棒』の右京さんをイメージして、敬語で話す紳士的な性格にしています。少々、腹黒い一面はありますけどね・・・・・・。
名前の由来はハードボイルドの代名詞であるフィリップ・マーロウから立風館清麿(りっぷうかん・きよまろ)なのですが、苗字は『獣電戦隊キョウリュウジャー』の立風館ソウジから、下の名前は『金色のガッシュベル』の高嶺清麿を引用しました。
当初から容姿端麗、頭脳明晰という設定だったので、今の名前にしてからは、それらしさがグッと出たと思います。
また、刑事が変身する乗り物モチーフのライダーであるアクセルとドライブは赤いバイクとスポーツカーなど警察官らしくなかったため、清麿が変身する壱號機はパトカー型にしました。
もう一人の新キャラ超電人02(ゼロツ―)は特撮番組ではおなじみのダークヒーローです。
自動車をモチーフにした零號機ことスリーセブンと壱號機に対し、02はステルス戦闘機をモチーフにして悪役らしくしています。
変身者は不明でチェンブレムを悪意を持つ人間に埋め込んだりと色々と暗躍しています。
今回のゲスト怪人枠であるハエ獣機に変身する斗升 魔斗(とます・まっと)と張須 寿夫(はりす・じぇふ)は汚職警官ですが、これは第1話のあとがきにも記したOVA『8マンAFTER』に影響しています。
ただ、『8マンAFTER』の汚職警官は台詞で言及されるだけで、実際に出てくるわけではないため、スカッと動画などを参考にしながら試行錯誤して作り上げました。
名前の由来は苗字は推理作家の「トマス・ハリス」を二人の人間に分解して、イギリスの軍事会における良い警官・悪い警官を意味する「マットとジェフ」を引用しています。
2年前に公開した頃、二人が変身する怪人のモチーフはコウモリでしたが、これは第1話のオランウータン獣機が元々はクモだったのと同じで、ショッカー怪人を強く意識していました。
今回、書き直す際に汚職警官➡腐敗の連想からハエに置き換えました。ハエ獣機の外見はホラー映画『ザ・フライ』のブランドルフライをイメージしながら書いていました。
執筆するにあたって、『ザ・フライ』を十年ぶりくらいに観ましたが、当時はキモかったのに改めて観ましたら、ちょっと可愛いというか哀れさを感じました。
第1話と第2話の公開には大きな間が出来ましたが、次回作の公開にも時間がかかるかもしれません。それでも、なるべく早いうちに公開しますので、キリンさんのように首を長~~くして待っていただけると嬉しいです。
では、皆さん、次回作までごきげんよう。
超電人スリーセブン @book101060
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