第22話

冬真っ只中

この日は家回りの大掃除

何でかと言うと次の春が来るからだ

もうすぐ1年かと呟くシオン

いろいろあったと言える


「シオン これどうする」


そう言ったのはルゥナだ


「おい、自分の所やれよ」


そう言ったのはレムス


だってと言う

ルミエスだっているんだ問題はないだろとジェスが言った

確かに違いないと言って笑った

片付けてるのは外の倉庫だ

いろいろでてきたのだ

一応雪かきをして通り道は作ってある


雪なんていつぶりだろうか


もう長いこと雪を見てなかったのだ


「こんなに綺麗なんですね」


ルミエスがそう言った


そっかエルフの里には降らないんだっけと言う

綺麗だけど後々が大変だ

ある意味苦労するかも知れないがとジェイクが言ったのだ

ルミエスがこれは確かにと言ったのてす

 

のんびりとしながら

忙しくしながらこの日を迎えた

結構のんびりと過ごして来たと言える


「シオン  いるか」


そう言ったのはカィル


どうしたと言う

それがお客さんなんだシオンにと言った

その言葉にちょっと行ってくると言ったシオン

まさかと思ったのだ

あいつらだって馬鹿じゃない筈

それとも兄王が来たのかと少し気になったので行く事に


少し離れた場所まで来ると君がシオンだなと言った

やはり兄王である

もしかして弟王から何か聞かされたのか

それより何でここでと言うと

甥と弟の話は来るまでに評判を聞いてて

聞くに絶えない話ばかりで流石にそんな兄である私が行けばどうなるかくらい想像はつくと言ったのだ

それでですかと言う


それで話とはと言うと弟と甥をとある場所へと追いやった

それで再び勇者として戻っては来てくれないだろうか

良い評判を築くには元鞘もとさやに戻ると言うのが

私の方針でと言った


「ありがたい話ですがそれはできません

 今の生活に慣れてしまって今更戻れなんて虫が良すぎませんか それとも頼まれたからですか」


そう言うとくっそれはと言う


追放されてからもうすぐ1年が来る

それなのに何の音沙汰もなく来られても困ると言った

新しい勇者を見つけるなりしてみてはどうですか

確かまだありますよね勇者候補試験と言う

兄王がそれがあの愚弟が廃止してしまい

試験の許可を取るのには半年から1年はかかると言ったのだ


どうすれば良いかは考えてください

俺は戻る気はありませんしと言ったシオン

しかしと言う


「シオンー 話し終わった」


そう声をかけて来たのはノェル


「何かあったか まさか雪の下敷きとか言わないでくれよ」


それが何か埋まってるのよと言う


何か埋まってると言った

掘るにしてもシオンの許可ないと掘れないからと言う

それならいいぞ別にと言った

埋まってるなら確かめないとならないしと話す

それなら良かったと言って戻って行ったのだ


もう良いですかこれでも忙しいんです

新しい春を迎える準備とそのた諸々の大掃除してましてと言った

兄王が解ったと言って帰って行ったのです


さてさて何が埋まってるのやら

そんな事にワクワクしつつ家の方へと向かった

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