美と恐怖のコントラスト

物語を通して強調される "美しさ" の表現に圧倒まれてしまいました…。

対照的に、残虐な表現もよもや絵よりも写実的に描かれており、あまりの臨場感に胃の痛むような思いにさえなってしまいますが、それがまた美しさの表現を引き立てています。

真実に接近していくにつれて感じる、「まさか…」という嫌な予感と、「一体どうして…?」という犯人の動機に対する疑問が募っていく緊張感の波に呑まれて、最後まで読む手が止まりませんでした。

適度な文量に収まっているので、一気読みするのに丁度良いです。

皆様も是非手に取ってみてください!