あの二つの絵画からこうやって物語を紡げるのが天性の語り部という感じです💗
「星月夜」は夜空の風がまるで動画のよう、対して「眠るジプシーの女」はしん、月下にと静まっている。
絵が隣りに並んでいるところを実際に見たかったな。
横尾忠則が、ライオンがジプシー女を食べちゃったパロディ画を描いてますよね。こちらの絵も実は好きです。
作者からの返信
朝吹さん、コメントありがとうございます。
横尾忠則さんのパロディ画、さっそく拝見しました。ああ、食べられていたっ(笑)
横尾さんといえば、才能豊かなグラフィックデザイナーとして知られ、レトロな味わいの作品を数多く発表されていました。かなり後になり、画家として活動されると聞き、どんな絵を描かれるのだろうと興味津々でした。私はホックニーのような作風になるのではと想像していたのですが、でも、世界に通じる画家になるには、唯一無二の個性が欠かせません。
そこで、横尾さんがたどり着いたのが「Y字路」というモチーフでしたよね。
Y字路は世界中のどこにでもあり、都会にも田舎にも存在する普遍的な風景でありながら、人生の岐路に立つ人の心境も象徴しています。
その発想に行き着いた横尾さんの感性は、やはりすごいなと思いました。
自主企画への参加ありがとうございます!!
そう言えば、ジプシーの女って作者のルソーを表しているらしいですね。ある意味、ライオンは作者と向き合ってるという事なのか…
作者からの返信
イモムシさん、コメントをありがとうございます。
「ジプシー女」がルソー自身を表しているという見方は、考えたことがありませんでしたが、作品をどう解釈するかは自由ですよね。
私自身も詳しいわけではありませんが、ルソーは美術教育をほとんど受けておらず、理論や哲学を語るタイプでもなく、「素朴派」と分類されています。作品の中には、本当に素人っぽい、いわゆる下手な絵もあります。
それでもピカソは彼を賞賛していました。ルソーはあまり考え込まず、想像のままに描いた画家で、ピカソたちが新しい絵のスタイルを生み出すために必死に捨てようとしていた「古いもの」を、最初から持っていなかったからだと言われています。
彼の作品の中では「ジプシー女」が最も出来のよい作品ではないかと私は思いますが、絵画は人の好みによるので、いろんな意見があると思います。