第12話 脱出
「なんなのよ!!これ!!」
「ワタシは平成虫です。ワタシに害を与えなければあなたにも害は与えません。なぜならワタシは貴方。貴方はワタシだからです。」
「平成虫…!?確か全滅したはずじゃ?」
「ええ。成虫は全滅しました。しかし母は最後の力を振り絞り、佐藤天杉、貴方に卵を産み付けてくれた。そして、ワタシは最近産まれた。」
「…」
「ワタシと貴方は共存が必要です。ワタシに令和を生き抜く力を分け与えてくれれば、貴方のことはワタシが守ります。」
「わ、わかったわ…」
「ソウデスカ!!まあウソですが!!みんな!!出てきてー♡」
「ピキッ」卵が割れるような音がした。そして、無数の虫が佐藤から出て来た。
「キャぁああぁぁ!!!!」
無数の虫たちは佐藤の皮膚を突き破り出てきた。
「さて皆様行きましょう。ついてキなさい。」
そうして平成虫は飛んで行ってしまった。
「助かった…のか?」
良かった。佐藤はa3。戦っていたら死んでいた。
しかし…平成虫。あいつは何者なんだ?
とりあえず俺はこの場は危険だと判断し、 移動することにした。
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