第11話 腹の中

やばい…喰われた…

寄生タイプはメリットとデメリットがある。

デメリットは正面から戦ったら絶対負けること。もしかしたらノーマルタイプにも負けるかもしれない。だが、隙をつき、相手に寄生し体を乗っ取る。乗っ取った体は生かすも殺すも俺次第で、体を操作することだってできる。普通はこの状況はむしろ好都合。もっとも輝ける状況だ。しかしこいつは…

寄生タイプは乗っ取った奴の脳の中身を見ることが出来る。砂糖の脳を見てみよっと。は…?????????????????????いやおかしいおかしい…え?

俺…死んだわ…結論から言うと砂糖は対面最強のタイプa3であることがわかった。a3は、実験によって生み出された、レイワビーと、平成に恐れられていた平成虫。通称ヘイセイビー…そのまま過ぎてダサいと思うのは俺だけでは無いと思う。その2種が合わさった虫だ。ヘイセイビーは恐ろしい。平成、ヘイセイビーは1度人類を全滅させかけたことがある。そんなヘイセイビーは全滅した…はずだったのに…

こいつはレイワビーとヘイセイビーのハーフ、平成しか生きれないが最強の虫と、令和を生きる能力を持っている虫…このふたつが合わさったのがこいつって訳か…

俺は諦めかけていた…そのときだった。

砂糖は悲鳴を上げだした。

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