第5話 新たな旅立ち

シンとの決戦の翌日私はシンに書籍に来るように呼ばれていた。書斎は自分の部屋から左の廊下へと進み右側にある扉と聞き、私は扉の前までやってきた。


「え、っと、ここかな?いや、それともこっちかな?しっかりと明確な場所を書いとくんだったー!」


そう、右側には3つの扉がありその扉の誰が書斎がわからなかった。と、その時私の看病をしてくれたメイドがこちらに向かって歩いてきてることに気づき、声をかけることする。


「あのーシンに書斎まで来て欲しいと言われたのですが、どの扉が書斎なのか分からなくて…」


「それでしたら、1番右側にある扉です」


「ご丁寧にありがとうございます!」


「お役に立てて良かったです」


私は1番右の扉に手を伸ばし扉を開けた。目に飛び込んできた景色は辺り一面見渡す限り本棚にぎっしりと本が詰まっており、2階にも本棚つまりに段階構造となっていたのだ。


「シン、すごい書籍の量だね」


シン私に気がつくと軽く手を振る。


「呼び出したりしてごめんね、フォード家の代々集めてきた資料、記録書だよ!」


シンは1枚机の引き出しから紙を出し、私に見せてきた。


「魔法と魔法を学ぶための学校?」


「そう、王都にある王直属の称号をもらうためにある、魔術魔法高等学校。僕も来年から通うつもりなんだけど、エミもどうなかった思ってさ!」


「シン、私は魔法がその、、使えないの。」


私は魔法が使えないことをシンへと打ち上げる。


「うん、知ってるよ。だからエミを誘ったんだ!」


「どういうこと?」


私はシンの言っていることが今一度分からずに聞き返してしまった。


「魔術魔法高等学校は、主に魔力をどのようにして扱うかその知識が必要となってくる、だがエミの魔力操作はそれに長けていると思ってね!どうかな?」


私は強くなりたい。そしていつか王家直属の称号をもらえるために今まで励んできた。それがこのようなチャンスが回ってきて断るという選択肢はなかった。


「シン!私も入学するよ!そして私は目標の為に全力で励むよ!」


「そうと決まれば、明日の早朝なら王都に向けて出発するから準備しておいてな!」


「え?急すぎない?そういうことはもっと早く伝えておいてよシン〜!」


「ごめんごめん笑、事前に言うと断られる可能性もあったからつい!」


私はシン一緒に王都にある魔術魔法高等学校に入学することを決めた。翌日私は荷物をまとめ庭へと運んでいた。廊下を出た時にメイドが私の部屋の前で待ち構えていた。


「エミ様、短い時間でしたが、私たちメイドのささやかな贈り物です。あなたのピンチの時にきっと役に立つと思います。気をつけてくださいね!」


私はメイドから、手のひらサイズの小さな黒い巾着を渡された。


「ありがとうございます!短い時間でしたがお世話になりました」


庭へと出てみると馬車が待ち構えており、そこにはシンの姿もあった。


「そろそろ行くぞ!」


「うん!」


私は馬車に乗り込みフォード家の屋敷を去った。


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