第57話 クラス委員決め〜秋也side〜

「よしお前ら席につけー。今日の議題は委員決めだ。まず学級委員から決めるぞ。って言ってもここは決まりか?白銀夫妻?」


葉山先生が颯を見る。


「まだ夫妻ではない。って否定するのも面倒になってきたから夫妻でもいいですが今回は様子見させて貰います。先ずは自主性に任せる。どうですか?先生?」


「だな。じゃあ立候補取るぞやりたいやつ手を上げろ。」


俺と香織が手を挙げる。


「〜♪」

先生が口笛を吹く。


「そういうことね。んじゃ今年の委員は夫妻はフリー枠の助っ人扱いで話を進めるように。」


俺と香織は立ち上がり前に出る。


「今年は俺たちが学級委員を務めることになった。今までずっと颯がやってくれてたからみんなも不安があるだろうけどよろしく」

クラス中から拍手を貰う。


「香織は板書をお願い。」


香織が頷くのを確認して基本立候補で委員を決めていく。


颯達はフリー枠の助っ人という扱いなので最後までこの作業を見守ってくれた。


チャイムがなる頃には委員も決まり俺たちは初めての学級委員の仕事を無難にやり遂げたのだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る