概要
彼はじゃんけんが弱かった。いつだってわざと負けていた。
二葉と隆介の夫婦は、色々なことをじゃんけんで決めていた。けれど隆介がわざと負けていると知ってからは、二人はじゃんけんをしなくなった。
ある日、子どもが出来ないと分かった二葉は隆介のためを考え離婚を申し入れる。悩んだ隆介が提案したのは、「じゃあ、じゃんけんしようよ」だった—
ある日、子どもが出来ないと分かった二葉は隆介のためを考え離婚を申し入れる。悩んだ隆介が提案したのは、「じゃあ、じゃんけんしようよ」だった—
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