愛ある仕置を
桃の父「まさか、本当だったとは」
時計の音がカチカチと鳴り響く応接間、高級そうな椅子に座る男性と男性の前に立つ少女。
桃の父「はぁ、信用していた自分が馬鹿だった。まさかそんな娯楽に時間を費やしていたなんて」
桃「ごめんなさい。」
桃の父「ちがう」
桃「も、申し訳御座いませんでした。私は」
震える少女の声
桃の父「ちがう、、謝ればいいと思ってるのか?!自分でなにをしたのか分かってるのか」
桃「、、、私は、、代々受け継がれし佐久美家を、、自分方位な娯楽によって、、汚してしまいました。誠に申し訳御座いませんでした。今後は二度と、、金輪際このような行動しないとここに誓います、、」
冷たい視線
桃の父「言葉では何度でも言える。口は重宝と言うだろ。」
男性の右手が綺麗なドレスを着た少女の胸ぐらを掴む
桃の父「言葉だけでいいよとなるわけ無いだろ。」
男性の左手が少女の頬骨の下に思いっきり当たる
桃「、、、、」
健気で明るい少女はどこにもいなかった。
どこか遠くを見るような心のない人形。
顔から首、胃へと痛みの矛先が移動する。
桃「、、、、ゥ゙」
人形の口から漏れ出す液体
胃液だ。
桃の父「これで分かっただろ。汚すようなことをするならこうなると」
桃「、、、、」
声が出ない、ヒイヒイと空気だけが口から出る。
桃の父「あぁ、そろそろ業務の時間だ。もしこのようなことことがまた起きたらどうなるかわかるよな。では、私はこれで失礼する。」
広い部屋にひとり
液体で汚れたドレスを纏う人形は
ただ、床を見つめていた。
桃「わ、、たしは、、」
??「お、お嬢様!!」
たたっと人形の元へ駆け寄ってくる人物が1人
桃「ごめんなさい、、、、、、、、、、、」
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