第47話 す・ス・ス・ス・スプラッター! 苦手なんです


 前にも書いたんですが、スプラッターが苦手です。映像は☓、文章は△って感じでしょうか。ゾンビとかデスゲームとか、最初からズタボロになるのが分かっていると基本的に読みません。


 『デスゲームに巻き込まれた山本さん、気ままにゲームバランスを崩壊させる』、あれは好きです。紹介の部分で内容を把握して、スプラッターじゃないよねということで読み出しました。


だから全く手に取らないというわけでもなく。怪談、オカルトは読むほうなので、あとからアチャーってなることも。


 栗本薫さんの伊集院大介シリーズも『天狼星』とかエゲツナイのもありますよね。あのシリーズ好きで読みましたけれど、引き気味でした。


そういうシーンは目を滑らせて想像しないようにして、読みます。スプラッター、想像しただけで痛くありませんか? 間違えて想像しちゃうと、こういう死に方はやだなあと、心の底から思うわけです。


なんでこんな事するの? 出来るの? と。理解も共感も生まれません。ただ、ひたすらこわいだけです。


 それなのに思いついたコドクのタネのネタは、人間で行なう蠱毒。いやー、人間で蠱毒をおこなったら多様な情念がより捻れて、モノすっごいのが出来上がるのでは? と思ったわけです。


大本の発想は、魔王ができるには何があればいいのかを考えたからでした。それで、人間の蠱毒の結果ならば現れるのは魔王かなって。


で、そうなるとデスゲームかなぁ、と。んで、場所は電脳世界が一番やりやすそうかな、ということになって。

設定した人、きっと狂ってるよな。


で、チャレンジしてみましたが……。


 当たり前ですが、問題はどうやって殺人を重ねて書くのか、でした。書けなかったんです。


というわけで、大変中途半端になってしまいました。自分自身がどちらかというと淡白なのかなと思ったのは、情念がドロドロの殺し合いというのが想像できなかった。惨敗でした。


でも、自分が書ききれなかったのが、チョイと口惜しい。


それで、買ってきた本があります、『シリアルキラーズ』。古本屋さんにあったんです。


買ったはいいんですが、ちょっと読んで、引いてしまいました。夜に本を読むんですが、私にとっては夜に読める本ではありませんでした。


でも分厚いので、電車の中や外は遠慮したい……。


積読になっています。

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