おっさんは異世界へ転生しスローライフを満喫したいのだがスローライフは夢のまた夢だった………
お下劣三太郎
第1話 おっさん一度目の人生を終える……
時は令和5年8月5日の深夜とある田舎町のアパートの部屋で52歳のおっさんは身体に異常を感じスマホから119番で救急車を呼ぶが受け入れてくれる病院まで後少しという所で天に召されてしまった………
おっさんには妻がいるがその肝心の妻は仕事で部屋には居なかった、救急車で搬送されている途中色々と今までの事や今の妻や元嫁の所にいる子供の事を考えるが救急隊員の呼び掛けも虚しく病院へ到着した時には天に召された後だった………
ふと意識が戻った時に間に合ったと思い辺りを見て自分の身体が無い事に愕然としたところで……
「残念じゃったの、しかしながらお主は寿命を全うしたのじゃ」
「ん?何処の爺さんだ?」
「あーお主は加藤誠で間違いないな?ワシはお主が転生する世界のまぁ管理人と言うか創造主と言うか……神であると思ってもらえれば良い」
俺はこの爺さんには関わらない方が良いと思うのと同時に胡散臭ッ!!!と思い…
「胡散臭ッ!!!」
と口にしてしまうが……
「まぁ初対面の自己紹介で神だとか創造主って言われてもそう言う反応するわなぁ、だがお主は自分が今死んでいるのは理解出来るかの?」
俺は理解してしまった、意識はあるが身体が無いからなオマケに自分は神であると言う変な爺さんと話しているからだ。
「あー一応言っておくがお主が何を思っておるか全て分かっておるぞ?まぁ良いが、ワシが管理する世界に転生するのは決定事項じゃからの」
「あー失礼しました、加藤誠で間違いないっス、んでその神様が言う世界ってどんな所なんすか?」
「お主の住んでた世界の500年前位の時代で電気やガスの無い代わりにスキルや魔法のある世界じゃ、後その世界での命はとても安価じゃ、国同士が覇権を争い、人族と魔族は争う事が多い、オマケに魔物や魔獣もおる、人族と魔族も仲良くしている者もおるがそれはほんの少しじゃ」
「んで俺はその世界で何かしなきゃいけないんスか?」
「お主は寿命を全うしたのじゃから好きな事をすれば良い、自殺者や召喚者なら話は別じゃがの、まだ質問はあるかの?」
「んー……転生するにあたって何か特典とかってあるんスか?」
「お主にはいくつかのスキルを与えようと思う、前世の行いは良いとは言えん事が結構あるがお主は人や動物を虐めたり差別をしていなかったからの、まぁ限度は有るが欲しいスキルやお主のしたい事を言ってみよ」
「んー………物作りや鍛治、武術にも精通していると嬉しいっスね、アッ!!後異性からモテるともっと嬉しいっス」
「ふむふむ、魔法は良いのかの?色々と便利じゃぞ?」
「ん…………魔法は確かに便利かも……じゃぁ魔法もお願いします」
「まぁお主をワシの世界へ転生させて早死されても後味が悪いからの、出来る限りの事はするから安心せい、お主が5歳の洗礼を受ける迄はスキルや魔法も使えぬが洗礼を受けた後はお主の努力次第じゃ、今の記憶は洗礼の時に戻してやるわい、ではもう転生させて良いかの?」
「あのー俺はどんな家庭に生まれるんですかね?」
「あーお主は片田舎……と言うか辺境伯の家庭に転生することなるのー、まぁ貧乏では無いが飛び抜けて裕福でも無い、しかしながら領民からの信頼は厚く家臣の忠誠も高い家庭じゃ」
「そうですか……安心しました、まぁ貧乏は嫌ですからね!んじゃ宜しくお願いします」
「では加藤誠よ、二度目の人生を楽しむが良い」
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