第3話 一鬼
香子を助けたものは、鬼族の青年である
香子は鬼の国チシオとよばれる場所に連れていかれ、一鬼の家で目覚めた。
「知らない家だわ。私は一体どうしてしまったのかしら」
最初は混乱していたが、徐々に記憶を思い出した。
香子が言葉を発した事で、その部屋に一鬼がやってくる。
額から黒い角をはやした青年だ。
一鬼は外でずっと立ちながら香子の様子を窺っていたのだった。
香子は相手の姿に驚くが、手当をしてくれたお礼を言う。
「あなたが助けてくれたのね、どうもありがとう。この恩は決して忘れません」
そして、家族が心配しているため、家に帰してほしいと言うが、一日だけこの国にとどまってくれないかと頼まれる。
そこで香子は、自分がいる場所が鬼たちの住む国チシオだと知ったのだった。
一鬼が言うには、鬼の国に人間が訪れたのは珍しいという点と、今日が鬼の国のお祭りの日だったから子供達のためにも、しばらくはとどまってほしいという事だった。
家族に心配をかけてしまうが恩人の頼みだと思い、香子は一日だけ留まる事を了承した。
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